「フェリーあざれあ」の外見の特徴としては、サイドデッキが比較的前方まで伸びているあたりでしょうか。舞鶴航路や敦賀航路を担当するフェリーはいずれも航海速力が 27.5~30.5 kt もある高速船のため、航海中はサイドデッキが閉鎖されるのが常でした。そのためサイドデッキは船体の後方にしかありません。
一方、「フェリーあざれあ」の航海速力は 22.7 kt しか無いこともあってか、サイドデッキは船体の前半部分まで伸びていて、外見上の特徴となっています。
ちなみに、徒歩で乗船する場合は、ボーディングブリッジを歩いて乗船口に向かうことになりますが、乗船口のあるところもオープンデッキになっているんですね。高さを見るとビルの 5F くらいに思えますが、乗船口のあるオープンデッキの部分が、実は「3F」なんだとか。
「あれざあ」
船首部にはもちろん船名が記載されています。「フェリーしらかば」ではありません!(もういい)「あれざあ」と書いてあるように見えるかもしれませんが、ご安心ください。右に小さく「ーリェフ」と書いてあります!
新日本海フェリーの「あの紙」
「フェリーあざれあ」は、秋田経由で苫小牧(苫小牧東港)に向かいます。寄港便の常として、下船地ごとに車をまとめておかないといけないので、新日本海フェリーでも下船地を印刷した紙を配布していました。使い方はこんな感じです。
隠岐汽船でも似たような仕組みを採用していましたが、隠岐汽船の場合は紙をフロントワイパーに挟む必要がありました。新日本海フェリーの場合は「ダッシュボードなどの車外から見えるところに置いて下さい」とのこと。
車輌乗船開始!
秋田までの車輌の乗船開始時間まで、まだ一時間ほどありますが、早めに車輌に戻って待機しておきましょう。この写真だと乗船待機中の車列とフェリーターミナル、そして「フェリーあざれあ」の位置関係が良くわかりますね。なんとなく、カーナビで秋田フェリーターミナルまでのルートを表示させてみました。……新潟と秋田の間は、300 km も無いんですね。今から自走すれば夜中の 1:23 に到着してしまう計算のようです。
前方に、フェリーに向かって伸びるスロープが見えています。新日本海フェリーの船舶の場合、フェリーの車輌入口はだいたい上下に二つあって、大抵の場合はスロープを駆け上がって上の入口から乗船する場合が多いのですが……
今回もいつもどおり、スロープを駆け上がっての乗船でした。事前の告知どおり、22:15 に船内に入りました!
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