石見松原駅(いわみまつばら──)
ということで、トンネルを出て石見松原駅に到着したのですが……おおっ! こ、これは……ご覧の通り、待合室なのですが……
この「石見松原駅」、手書き……というか、人の手によるレタリングですよね。すごく味があって好き!ですね。
生まれながらの無人駅?
石見松原駅は、一面一線、つまり本線にホームがついているだけの構造です。その割に立派な待合室があるのは積雪対策なんでしょうか……?石見松原駅の開業は、三江線の口羽から浜原の間が開通したのと同時の 1975 年(昭和 50 年)です。
開業前から無人駅として設計されていたのか、改札設備などは最初から存在しなかったようで、集札箱も郵便受け型の極めてシンプルなものでした。
例のアレ「戻り橋」
石見松原駅の「三江線神楽愛称駅名」は「戻り橋」だそうです。一条……?「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名 演目解説」によると、やはりというか偶然か、「戻り橋」は平安時代の京都を舞台にした演目だったようです。では何故「石見松原」が「戻り橋」なのかと言うと、「旧大和村は個性的な吊り橋などが 7 つ存在」とだけ……(汗)。選者の苦労が偲ばれますね。
石見松原から潮へ
石見松原からは先は、国道 375 号と並走する形で北東に進みます。三次から見て江津は西北西の位置にあるのですが、江の川自体が大きく蛇行している関係で、三江線も右往左往を強いられます。石見松原から次の「潮」までは 3.2 km ですが、これを 5 分ほどかけて進みます。一箇所ややタイトな右カーブがあるので、そこで時間をロストしているような感じでしょうか。
潮駅(うしお──)
潮駅のホームが見えてきました。一見、何の変哲もないホームの写真ですが、よく見ると……
「停車場中心」の文字が。それほど大きな駅では無いのに、ちゃんと「停車場中心」の札が掲げられているのが面白いですよね。ピントが合ってないのはお約束ということで。
潮駅の駅名標と待合室が見えてきました。待合室は石見松原と同様のブロック積みの構造でしょうか。そして手前の花壇はレンガ積みでしょうか。
「停車場中心」のあたりはプランターもあるので、近くにお住まいの方が手入れをされているのかもしれません。
例のアレ「潮払い」
潮駅の例のアレ(ぉ)は「潮払い」(しおはらい)だそうです。「神楽愛称駅名 演目解説」によると、「演目との関連等」は「近くにある潮温泉で、身も心も清めてリフレッシュ」とのこと。あーはいはい……と思ったのですが、地図を見ると確かに駅の南に温泉マークが!
生まれながらの無人駅、再び?
潮駅の駅舎(待合室)は、石見松原駅とソックリでした。位置こそ異なりますが、郵便受け型の集札箱があるところも同じですね。www.bojan.net
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