江の川の上でした。何しろこのあたりは 1975 年(昭和 50 年)に開通した区間ですから、地形のことなどお構いなしでベストルートを通ってきます。
江の川の右岸に戻ってきました。右岸はずっと広島県三次市でしたが、ようやく右岸も島根県になりました。美郷町(旧・大和村)です。
石見都賀駅(いわみつが──)
ふたたびトンネルを抜けると、今度は更に開けた地形が見えてきました。間もなく次の「石見都賀」です。宇都井から 6.4 km の距離を、わずか 7 分ほどで走り抜けます。なにしろ線形がいいので、ローカル線とは思えないほど速度が出せるのです。石見都賀駅のホームが見え……る前に、これはトイレでしょうか。コンクリートブロックを組み上げて作ってありますが、なかなか頑丈そうですよね。
石見都賀のホームが見えてきました。なんか道路みたいな感じのするホームですね。
かなり小さいですが、屋根の下にベンチがありました。
例のアレ「髪掛けの松」
石見都賀駅の「三江線神楽愛称駅名」は「髪掛けの松」だそうです。「ぶらり三江線WEB」の「神楽愛称駅名 演目解説」によると、この演目は美郷町(旧・大和村)の「蟠龍峡」という景勝地に伝わる伝説がベースになっているとのこと。「蟠龍峡」は江の川の支流である「角谷川」の、その更に支流である「宮内川」に広がる渓谷のようです。
(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
なるほど、この「神楽愛称駅名」、ご当地ネタがある駅は直球をぶつけてきて、ネタが無さそうな駅は知恵を絞ってやりくりしていると言った感じなんでしょうか。面白い試みですが、選出・選定には色々とご苦労もあったのでしょうね。高架駅?
三江線の口羽から浜原までは、JR 湖西線の開通の一年後の 1975 年に開通しています。湖西線は踏切がないことでも知られていますが、そう言えば口羽から石見都賀までも踏切が無かったような気がします(気がしただけかも)。実際、石見都賀駅も築堤の上にある……と言えなくもない構造です。ホームの北端にはこれまた立派な階段があって、築堤の下を抜けるとそのまま駅前広場に出ることができます。踏切が無いんですよね。
石見都賀駅は一面二線の構造ですが、短いながらも安全側線があるほか、保線車両(ですよね?)も留置されていたりします。どう見ても無人駅なんですが、保線車両が留置されているというのは面白いですよね。
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