2018年2月14日水曜日

三江線各駅停車 (26) 「作木口」

香淀から次の「作木口」までは 4.8 km ほどですが、列車はこの区間を 9 分ほどかけて走ります。対岸の岩山の上のほうが柱状節理っぽいのですが、霧がかかっていることもあってなんか中国っぽいですよね。
あ、そう言えば近くに中国電力の発電所があったのでした(ぉぃ)。

前方に三江線の線路が見えます。途中にプレートガーター?の橋が見えますね。このあたりの三江線は 1963 年(昭和 38 年)に開通しているのですが、これは東海道新幹線の開業の僅か一年前に当たります。三江線がどことなく近代的な感じがするのは、開通が比較的新しいことも理由の一つかもしれません。
右側に、真っ赤な道路橋が見えてきました。

作木口駅(さくぎぐち──)

間もなく作木口です。防風・防雪にも考慮された自転車置き場が見えますね。
作木口の駅名標です。駅前に立派な橋が架かっていますが、駅名の由来である旧・作木村(現・三次市作木町)の中心地は対岸(東側)にあったので、立派な橋が架かっているのもある意味当然だったのかもしれません。
ついでに言えば、この「作木口駅」は、三次市ではなくお隣の邑智郡邑南町にあります。川の向こう側が三次市作木町です。
作木に向かう橋ですが、9 t 制限でセンターラインもありません。見た目からはわかりませんが、作木口駅が開業した頃からある橋なのかもしれませんね。作木口駅の開業は、1963 年(昭和 38 年)に式敷から口羽まで延伸されたのと同じタイミングです。

例のアレ「胴の口」

作木口駅の「三江線神楽愛称駅名」は「胴の口」とのこと。
段々と感づいてきた方もいらっしゃると思いますが、「胴の口」は「神楽」の最初の方で演じられる演目なのだそうです。駅名が「作木口」ですから、「口」から連想した……ということなんでしょうねぇ(汗)。

名所案内

「名所案内」は、国鉄時代のものがそのまま使われているようです。
「常清滝」は「ハイキングキャンプによい」そうですが……え、この滝のことですよね? 名所案内には「西北 2 キロメートル」とありますが、どう見ても駅の東側にあるような気がするのですが……。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

代行輸送時のご案内

一面一線のホームには、立派な木製の長椅子も健在です。
そして、よく見ると「代行輸送時のご案内」なる掲示まで。そう言えば 2018/2/13 現在も作木口駅のあたりは大雪で代行輸送中なんですよね……。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International


0 件のコメント:

コメントを投稿