三次駅(みよし──)
八次を出発して 2 分ほど経過したところで、前方に終着駅・三次が見えてきました。それほど広そうには見えないホームがあって、その左側には別のディーゼルカーが停車しています。ずーっと前方の見張り番?を努めていた運転士さん(だと思う)の姿が消えました。車輌の後方をチェック中だったでしょうか。
1725D はゆっくりと速度を落としながら、2 番線に入ります。
懐かしの「新潟鐵工」
府中から三次までの駅の数は 14 でした。起点と終点を含めた全 16 駅を、1 時間 45 分かけて走り抜けたことになります。「新潟鐵工」の銘板が貼られています。新潟鐵工所は今の「新潟トランシス」のこと……と思っていたのですが、新潟鐵工所自体は 2001 年に経営破綻していたんですね(新潟トランシスは、破綻した新潟鉄工所の鉄道車両製造部門を承継した別会社ということになるみたいです)。
驚きの「1 分乗り換え」
1725D は、定刻の 9:56 に三次に到着しました。三次で三江線の「石見川本行き」に乗り換えるのですが……
なんと、次の三江線・石見川本行きは、9:57 に出発するのです。これはつまり「1 分乗り換え」を強いられることになります。
普段は「1 分乗り換え」を前提に旅程を組むなんてあり得ないのですが、相手は 1 日 5 往復(三次側)の三江線です。5:44(始発)の次が 9:57 発で、その次が 14:15 発という散発ぶりですから、「1 分乗り換え」はむしろ連絡が保証されていると考えるべきでしょう。実際、三次駅でも同一平面上で乗り換えができる状態だったので、この 1 分乗り換えはあらゆる意味で「織り込み済み」なのだろうな、と思わせます。
ホームを歩くこと 0.5 分ほどで、次の石見川本行き 424D に乗車します。
福塩線のディーゼルカーは 1 輌の単行運転でしたが、三江線のディーゼルカーはまさかの 2 輌編成でした。もっとも、既に廃止の方針が明らかになっていたこともあってか、平日にしてはそれなりに観光客の姿が目につくなぁ……という感じでした。
ちなみに、廃止へのカウントダウンが始まってしまってからは、積み残しが出るほどの混雑ぶりなのだとか。早めに乗っておいてよかったなぁ……と思ってしまいます。
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