吉舎から次の「三良坂」までは 6.3 km あるのですが、福塩線の列車はこの区間を 10 分ほどかけて走ります。表定速度 37.8 km/h ですから、まぁこんなものでしょうか。車窓には牛の姿もありました。
三良坂(みらさか)
三良坂に到着しました。ここでも乗車客の方がいらっしゃるようですね。吉舎と記憶がごっちゃになっていたのですが、ここも駅にデイサービスセンターが併設されている構造だったでしょうか。ローカル線の客は高校生と高齢者が多いわけで、駅に隣接してデイケアを提供する施設があるのはとても理に適っているように思えます。
塩町(しおまち)
三良坂を出発して、次の「塩町」に向かいます。6 分ほど走ったところで、隣に芸備線の線路が見えてきました。福塩線の終点・塩町はもうすぐです。ん、こんなところに駅名標が……。構内踏切のようにも見えますが、封鎖されているようにも見えます。Wikipedia によると「ホームと駅舎は1984年竣工の地下道で結ばれる」とあるので、構内踏切が使用されなくなって随分経つ筈ですが、その割には良く残っていますね。
三次行き 1725D は、定刻の 9:44 に塩町に到着しました。福塩線の終点ですが、府中からの福塩線の列車は全て芸備線の三次まで乗り入れています。芸備線の庄原方面へは乗り換えですが、次の備後落合行き(臨時列車)は 11:37 ですから、まぁ乗り換える人はいませんよね……。
塩町駅は一面二線のシンプルな構造です。塩町駅は、芸備鉄道の「田幸駅」(たこう──)として 1930 年(昭和 5 年)に開業しています。1934 年(昭和 9 年)に初代の塩町駅が現在の「神杉駅」に名前を変更した際に、田幸駅から「塩町駅」に名前を改めています。
福塩線は一日六本しかありませんが
芸備線と福塩線の時刻表が並びます。やはり三次・広島方面の列車の本数が多いですが、それでも 10:20 から 15:48 まで列車の無い時間帯がありますね。また特筆すべきは早朝に府中に向かう列車の多いことで、なんと朝の 5:27 に出る列車があります(芸備線は 5 時台と 6 時台には列車がない)。府中に向かう福塩線は一日六本しかありませんが、そのうち三本が朝の 8 時までに出発していることになります。
これは全くの想像ですが、福山から新幹線に乗って大阪や東京に向かうニーズも(僅かでしょうが)あったりするのでしょうか。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿