備後三川駅(びんごみかわ──)
備後三川は交換設備のない一面一線の構造ですが、かなり立派な駅舎が目を引きます。公民館あたりの機能を兼ねているのでしょうか。備後三川駅は「福塩線の駅で唯一『町』に所在する駅」なのだそうです(広島県世羅郡世羅町)。世羅町というところは鉄道も通っていないのに大きな町があって不思議だなぁ……と思っていたのですが、町の外れに鉄道が通っていたんですね。
更に言うと、世羅の市街地から芦田川を下ると二つも巨大なダムがある(八田原ダムと三川ダム)……ということになるんですよね。地図を見た限りでは、とてもそんな山の中には見えないので面白いです。
備後矢野駅(びんごやの──)
芦田川の支流の「矢多田川」沿いを北北東に向かいます。地勢のせい……と言えばそれまでなのですが、東に向かったり南に向かったり、西に向かったり北に向かったり、凄く迷走している感がありますね。かつての「上下町」(じょうげちょう)に入りました。今は府中市上下町とのことで、次の「備後矢野」も府中市に所在する駅、ということになりました。国道 432 号がオーバークロスしていますが、なかなか良く整備された道のようですね。
旧・上下町で上下の列車が
備後三川から 6 分ほどで、備後矢野に到着です。備後矢野は一面二線の構造で、交換設備があります。そして……旧・上下町にあるこの駅で、上下の列車がすれ違います!(一体何を喜んでいるんだ)三次行き 1725D が 2 番線に入線する前に、はるばる広島からやってきた府中行き 1724D が 1 番線で待っていました。広島から福塩線に直通する列車があるとは知らなかったです。
駅ナカのそば屋さん
この備後矢野駅は備後三川駅と同様に、1938 年(昭和 13 年)に福塩線が全線開通した時に設置された駅です。1983 年に無人化されていますが……駅構内?にそば屋さんがあるのには驚いてしまいました。Wikipedia によると「民芸品・うどん・そばの店」とのこと。ふらっと途中下車してみたくなりますね。
そんな備後矢野駅ですが(どんなだ)、次の三次行きはなんと 6 時間 53 分後なんですよねぇ……(汗)。
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