新市駅(しんいち──)
ということで新市駅にやってきました。上戸手から新市までは 1.2 km とのこと。安定の駅間の短さですね。新市の駅舎は古き良き時代の国鉄駅っぽい感じのものです。ただ、駅自体の開業は両備軽便鉄道が開通した 1914 年(大正 13 年)です。立派な駅舎がありますが、新市駅自体は 2009 年に無人駅になってしまいました。
備後本庄から新市までの各駅は、神辺と駅家以外は全て無人駅とのこと。そして、ここで驚きの事実が発覚しました。実は、福山から備後本庄、横尾、神辺、湯田村、道上、万能倉、駅家、近田、戸手、上戸手、そしてこの新市までの全駅が福山市内に所在していたのだそうです。かつては神辺・湯田村・道上が神辺町で、戸手と上戸手、そして新市は新市町だったのですが、いつの間にか福山市になってしまっていました。
山陽本線直通・岡山行き
福山方面のホームに黄色い 105 系(「瀬戸内地区地域統一色」と言うのだそうです)が入線してきました。驚くべきことに福山行きではなくて「岡山行き」です。福塩線では朝・晩に一本ずつ、山陽本線直通の岡山行きが走っているのだそうです。105 系は電動車 1 両・付随車 1 両の 2 両編成が組めるのがポイントですが、流石に岡山直通列車で 2 両編成というのは厳しいのか、2 両 + 2 両の 4 両編成になっていました。
新市を出発して、次の「高木」に向かいます。この写真からは、かつては跨線橋が存在せず、代わりに構内踏切があったことが推測できますね。
ちなみに新市駅は福山市に所在しますが、構内の一部は府中市に含まれるそうです。ちょうどこのあたりが府中市域なのかもしれません。
高木駅(たかぎ──)
新市から、これまたいつもの「3 分ほど」で、次の「高木」です。途中でしばらく道路と並走する区間があります。このあたりはもう府中市ですね。駅の手前に踏切があります。どことなく私鉄っぽい感じがしますね。
新市から高木までは 1.7 km もあります。この高木も、ご多分に漏れず両備軽便鉄道の開通時に設けられた駅です。ただこの駅は当初は「高木停留場」だったのだとか。
高木は、線路一本にホーム一本の単純な構造です。それはそうと、「高木しんいち」さんって絶対いそうな気がするのですが……。
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