道道 578 号は湖岸にぴったり寄り添うようなルートを通っているので、どうしても急カーブが多くなります。
ヒンケルシュタイン!
湖沿いを走るということは、場所によっては道を外れると湖に転落することにもなり兼ねないわけですが……こっ、これはっ!これは……ヒンケルシュタイン! 今では金属製のガードレールやガードパイプ、ガードケーブルなどが一般的ですが、昔はこんな風にコンクリートの塊を設置してガードレースの代わりをさせていたんですよね。
ちなみに「ヒンケルシュタイン」は、戦車の逸脱防止のために路側に設置されたコンクリートブロックのことです。WRC のラリー・ドイチュラントには、無数のヒンケルシュタインが並ぶ軍事演習地をラリーカーが高速で駆け抜けるという、ほんの僅かなミスが全損を招く恐ろしいステージがあります。
「臨海」ならぬ「臨湖」
ヒンケルシュタイン(違う)から少し南に進んだところに、北海道大学北方生物園フィールド科学センターの実験所がありました。「洞爺臨湖実験所」という名前だそうですが、なるほど湖に面した立地は「臨海」ならぬ「臨湖」なんですね。ちなみに、滋賀県の琵琶湖には海水浴場に類した場所がいくつもあるんですが、「湖水浴場」ではなく「水泳場」と呼ばれています。
ポロモイスタジアム
洞爺湖温泉小学校の前を通り過ぎ、更に南に進んだところで……何の変哲もない三叉路なんですが、
「危険」「子供の飛び出しに注意」と書かれた看板と、
「危険」「スピードダウン」と書かれた看板が続けて設置されていました。Google ストリートビューの撮影車がこのあたりを記録したのは 2012 年 4 月だったようで、その時はこのような看板は設置されていませんでした。
一瞬、何か痛ましい事故でもあったのか……と想像してしまいましたが、最近、小学校の近くのグラウンドがサッカー場(ポロモイスタジアム)として整備されたようで、それで自転車に乗る子供の数が増えたとか、その辺がきっかけなのかもしれません。
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