2017年6月8日木曜日

江差線日帰りの旅「茂辺地 13:52」

函館発木古内行き 132D は、上磯と茂辺地の間を走行していました。清川口と上磯の間は 1.2 km しかありませんが、上磯と茂辺地の間が 8.8 km もあります。なかなか極端ですね。
函館から上磯までは目にすることができなかった、函館湾のお目見えです。海の向こうに見えるのは竜飛岬……ではなくて函館山ですね。

上磯付近 13:47

そう言えば、車内でこんなものを見かけました(駅間が長いとネタも挟まないとね)。
はい、防犯カメラですね。新幹線なんかでもデッキ部に防犯カメラが設置してあったりしますが、客室のど真ん中に防犯カメラがあるというのは初めて知ったような。ジョージ・オーウェルの「1984 年」の世界に近づきつつあるような……。

茂辺地 13:52

そんなわけで、ジョージ・オーウェルに思いを馳せつつ茂辺地に到着です。
随分と立派な駅舎ですね。ちなみにこちら、ホームから撮影したものです。まるで道路から撮影した駅舎のように見えますね。
上磯線が木古内まで延伸したのが 1930 年 10 月 25 日のことでした。茂辺地駅は開業当初から存在する駅ということですから、今年で 87 歳ということになりますね。「茂辺地」はアイヌ語の mo-pet に由来すると考えられていて、15 世紀に築かれた城は「茂別館」と呼ばれていたようです(「茂辺地」ではなく「茂別」)。

知られざる江差線の旅 13:57

茂辺地を発車すると、江差線は海沿いを走る国道と並走します。函館山も良くみえますね。
再び車内の写真です。週刊誌の中吊り広告が見えますね。
「知られざる江差線の旅」という特集記事でしょうか。このフォントは文藝春秋の中吊りでしょうか……?
ただ、文藝春秋の中吊りにしてはなんか違和感がありますよね。中吊りの左下のほうに視線を動かすと……
なんと! 雑誌ではなく「木古内町」の宣伝でした(汗)。いやいやいや、「知られざる江差線の旅」の完成度の高さに 10 秒ほど騙されてしまいましたよ(笑)。この手の一発芸はせたな町の専売特許だと思っていたのですが、なかなかどうして木古内町も隅に置けませんね(笑)。

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