2017年5月12日金曜日

【北海道行きフェリー】スイート徹底比較(エンタメ編・まとめ)

過ぎ去ってしまった GW を懐かしむのもほどほどに、次の年末年始はフェリーで北海道どうでしょう?(気が早い) 最終日の今夜は「エンタメ編」です。ついに「スイートルーム」とは全然違う次元の話となりました(汗)。

商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」

エンタメ ★★★・・(星三つ)


富良野に行かない(←ぉぃ)「さんふらわあ ふらの」は、大洗と苫小牧の間を 19 時間ほどで結んでいます。新日本海フェリーの敦賀~苫小牧東便が 19 時間 45 分ですから、所要時間は大差ない感じですね。
ただ、「さんふらわあ ふらの」は他の 2 社の船舶と比べて若干コンパクトだからか、アミューズメント設備は若干控えめな印象があります。B デッキ(6 甲板)のゲームコーナーと C デッキ(5 甲板)の「マリンシアター」あたりが目立つところでしょうか。
また、これは客室のグレードによるのかもしれませんが、DVD メディアの貸出サービスを行っているみたいでした。少なくともスイートには DVD プレーヤーが備え付けられているので、のんびりと自室で映画を楽しむというのが正解だったのかもしれません。

新日本海フェリー「すずらん」

エンタメ ★★★★・(星四つ)


新日本海フェリーの「すずらん」「すいせん」は、苫小牧東と敦賀の間を約 20~21 時間ほどで結んでいます(海流の関係で北航より南航のほうが時間がかかります)。常設のイベントとしては、午後から 6 甲板の「コンファレンスルーム」で映画が 2 本上映されるほか、午前中には 5 甲板のカフェコーナーで「ビンゴ大会」が催されています。

これらのほか、繁忙期にはミュージシャンによる生演奏やジャグラーによるパフォーマンスなども追加されます。最近は「クイズラリー」も好評のようですね。
また、商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」と同様に、「すずらん」や「すいせん」の船内にもゲームコーナーがあるほか、ゲームコーナーとは別に「スポーツルーム」という部屋がありまして……
なんと、ランニングマシンや卓球台が用意されています(汗)。

新日本海フェリー「はまなす」

エンタメ ★★★★・(星四つ)


新日本海フェリーの「はまなす」「あかしあ」は、主に小樽と舞鶴の間を約 21~22 時間程度で結んでいます(海流の関係で北航より南航のほうが時間がかかります)。「すずらん」「すいせん」と比べて若干時間がかかっていますが、航海速力は「はまなす」「あかしあ」のほうが速いんですよね。この規模のフェリーでは日本最速かもしれません。

「はまなす」(あるいは「あかしあ」)でも、やはり
豪華賞品が当たる「船内 BINGO 大会」と
コンファレンスルームでの映画上映が基本です。繁忙期にはミュージシャンやパフォーマーの乗船があったり、クイズラリーが開催されたりするのも全く同じ……ですね。「すずらん」「すいせん」にあった「スポーツルーム」は無かったと記憶していますが、ゲームコーナーに
懐かしの?「エアホッケー」がありました(笑)。

太平洋フェリー「いしかり」

エンタメ ★★★★★(五つ星!)


ご存知太平洋フェリーの「いしかり」は、名古屋と苫小牧の間を約 40 時間で結んでいます。40 時間ですよ 40 時間! これはさすがに退屈することもあるだろう……と思っていたのですがっ。

太平洋フェリーは名古屋出港が夜の 7 時ということで、初日の夜も若干長い(新日本海フェリーと比べて)ことになります。ということで、初日の夕食後と二日目の夕食後に「ラウンジショー」が行われます。

この「ラウンジショー」は 6 デッキ(6 甲板)最後部のラウンジ「ミコノス」で行われるのですが、航海ごとに様々なジャンルのミュージシャンが生演奏を披露してくださいます。ジャンルは本当に様々で、キーボード、ギター、フルート、ハープ(!)、ピアノ、ヴァイオリン、ドラム、ベース、サックスなどのほか、トランペット、パーカッション、マリンバ、民謡歌手に至るまで多種多彩です。

先日乗船した「いしかり」では、6 人編成のバンド「ザ・サウンドスピリッツ」さんが出演されていました。
グループ・サウンズや昭和歌謡、演歌などの懐かしい曲がメインなのですが、
邦楽に限らず、ベンチャーズのコピーなどもありました。お馴染みの「テンテケテケテケ♪」ですが、やっぱ生演奏で聴くと格別ですね♪
また、カフェ「ヨットクラブ」の前のピアノステージには、ガラス製?のピアノが置かれていて、下船前(仙台および苫小牧)にはピアノの生演奏を楽しむことができます。先日「いしかり」に乗船した際には、「ザ・サウンドスピリッツ」のヴォーカルのお姉さんがピアノ弾き語りを披露してくださいました。

やっぱね……生演奏はいいですよ。たまりませんね~

太平洋フェリー「きそ」

エンタメ ★★★★★(五つ星!)


太平洋フェリーの「きそ」は、「いしかり」と同様に名古屋と苫小牧の間を約 40 時間で結んでいます。初日の夜と二日目の夜に「ラウンジショー」があるのも「いしかり」と同じですね。
太平洋フェリー「きそ」のラウンジ「サザンクロス」は、「いしかり」とは異なり船体のほぼ中央部にあります。そう言えば、ラウンジ「サザンクロス」は船の進行方向と逆を向いて座ることになるのですが、あまり気にならなかったですね……。
2015 年 1 月に「きそ」に乗船した時は、ピアニストの野々山彰彦さんがラウンジショーのご担当でした。1 月と言うと超・閑散期なのですが、閑散期であってもラウンジショーを担当する人が必ず一人は乗船しているというのは、凄いことですよね。
また、仙台入港前と苫小牧入港前のピアノ生演奏も「いしかり」と同様に楽しむことができます。これはもう……たまりませんね!

まとめ

ということで、3 社 5 船舶のスイートルームでの船旅について「徹底比較」してみました。ここで星の数をおさらいしておきましょう。

商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」スイートルーム

お部屋:★★☆・・(星二つ半)
バス・トイレ:★★★・・(星三つ)
サービス:★★★★☆(星四つ半)
グルメ:★★☆・・(星二つ半)
エンタメ:★★★・・(星三つ)
合計:★★★★★★★★★★★★★★★☆・・・・・・・・・

星の付き方が若干渋くなってしまいましたが、きめ細かなサービスが光ったのも事実です。より詳しくは商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」乗船記もご覧いただければと思います。

新日本海フェリー「すずらん」ジュニアスイート

お部屋:★★★・・(星三つ)
バス・トイレ:★★☆・・(星二つ半)
サービス:★★★☆・(星三つ半)
グルメ:★★★★★(五つ星!)
エンタメ:★★★★・(星四つ)
合計:★★★★★★★★★★★★★★★★★★・・・・・・・

バス・トイレで若干星を落としたものの、グルメのフルマークでしっかりと取り戻してきた感があります。詳しくは新日本海フェリー「すずらん」乗船記もご覧ください。

太平洋フェリー「いしかり」スイートルーム

お部屋:★★★☆・(星三つ半)
バス・トイレ:★★★★・(星四つ)
サービス:★★★★・(星四つ)
グルメ:★★★・・(星三つ)
エンタメ:★★★★★(五つ星!)
合計:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆・・・・・

新日本海フェリーの「グルメ」が頭一つ飛び抜けている感があるので、相対的に若干星を落としてしまっていますが、そこはエンタメのフルマークでカバーしました。平均「星四つ」という抜群の安定感が素晴らしいですね。詳しい乗船記は……すいません。近い将来(いつ?)ご用意できると思います(汗)。

新日本海フェリー「はまなす」スイート

お部屋:★★★★・(星四つ)
バス・トイレ:★★★★★(五つ星!)
サービス:★★★☆・(星三つ半)
グルメ:★★★★★(五つ星!)
エンタメ:★★★★・(星四つ)
合計:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆・・・

新日本海フェリーのお家芸「グルメ」と、「バス・トイレ」のフルマーク二冠が光ります。最も厳しいところでも「星三つ半」を確保しているのは強いですよね。詳しくは新日本海フェリー「はまなす」乗船記もご覧ください。

太平洋フェリー「きそ」ロイヤルスイート

お部屋:★★★★★(五つ星!)
バス・トイレ:★★★★☆(星四つ半)
サービス:★★★★☆(星四つ半)
グルメ:★★★☆・(星三つ半)
エンタメ:★★★★★(五つ星!)
合計:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆・・

太平洋フェリー「きそ」のロイヤルスイートは、「お部屋」で貫禄のフルマークを決め、またお家芸の「エンタメ」でもしっかりとフルマークを確保してきました。新日本海フェリーの「スイート」を僅かな差で上回ったのが、やはり「御予約席」の存在でしょうか……(汗)。詳しくは太平洋フェリー「きそ」乗船記もどうぞ!

終わりに

えー、各社の皆さん、勝手に好き放題書いてしまってスイマセンでしたっ(汗)。今後とも楽しい船旅をご提供いただきたく、何卒よろしくお願い致します!

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