商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」スイートルーム
商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」は、今をときめく大洗と、道内各所に便の良い苫小牧の間を結びます。スイートルームは船に一室だけの設定で(確か)、レア度は高いのですが……
部屋に入ると、四人分のソファーがお出迎えです。そして、その左側には……
ベッドが並びます。間に仕切りがあるので、二部屋っぽい印象を受けますが、間仕切りを取っ払ってしまえばちょっと広めのツインルームと言えなくもありません。サービス面では良いところもいくつかあるのですが(詳しくは後述)、部屋の広さや構造という面では他社と比べるとちょっと厳しいかな……という印象を受けます。
新日本海フェリー「すずらん」ジュニアスイート
新日本海フェリーの「すずらん」は、2012 年に新型船に置き換えられたため、比較的設計などが新しいのが特徴です。敦賀と苫小牧東(厚真町)の間を結んでいます。
「ジュニアスイート」は新型「すずらん」「すいせん」で新たに導入されたグレードで、従来の「スイートルーム」を 4 室から 2 室に減らし、代わりに「ジュニアスイートルーム」を 2 室新設しています。「スイート」と「ジュニアスイート」で合わせて 4 室となるので、レア度はそれほどでも無いかな……という気もします。
部屋に入ると……あ、若干使用感のある状態ですいません。左手にベッドが並び……
奥に二人分のソファーセットが。そして部屋の右手には壁掛けテレビと二人分のダイニングセットがあります。
サービス面は、基本的にスイートルームと全く同一のサービスを受けることができます。スイートとの大きな違いは部屋の広さとバス・トイレのロケーションでしょうか。特に後者は決定的な違いと言えるものです(詳しくは後述)。この部屋も「ちょっと広めのツインルーム」と言えなくもない……ですね。
太平洋フェリー「いしかり」スイートルーム
太平洋フェリーの「いしかり」は、名古屋と苫小牧の間を 40 時間で結んでいます。途中、仙台に立ち寄る寄港便で、名古屋からの便は毎日運航ではなく隔日運航が基本です(運航日に注意)。
スイートルームは船の最前部左側にあります。いわゆる「角部屋」のため、構造上一室しか確保できません。そういった意味ではレア度は高いですね。
角部屋のため、船の前方展望が楽しめる窓(右側)と……
側方の景色を楽しめる窓の両方があります。この部屋も厳密には「広いツインルーム」と言えなくもないのですが、角部屋であることをうまく活かしていることと、洗面室・浴室の独立性が高いところがこれまでの部屋とは違うところかなぁ、と思います。
新日本海フェリー「はまなす」スイート
フェリーのスイートルームにハマるきっかけを作ってくれた、思い出深いフェリーです。新日本海フェリーの「はまなす」は、主に舞鶴と小樽の間を結んでいます。国内トップクラスの巡航速度を誇る高速船でもあります。「はまなす」のスイートは、同グレードの部屋が 4 室もあるため、レア度は最も低いと言えそうです。
逆アングルからの写真です(すりガラスの向こう側が部屋の入口です)。手前には 4~5 人が腰掛けられそうなソファーがあり、壁側の液晶テレビを鑑賞できるようになっています。奥にはダイニングセットが見えます。
ベッドは入り口から見て左側にあり、窓から外が見えない位置にあります。一見マイナスポイントのように思えますが、逆に寝室としての独立性を高めているので評価できるデザインです。
ずっと「日本最高のスイートルームだろう」と思っていたのですが、上には上がいるんですよね……
太平洋フェリー「きそ」ロイヤルスイート
太平洋フェリーの「きそ」は、「いしかり」の僚船で、名古屋と苫小牧の間を隔日運航で結んでいます(運航日に注意)。
ロイヤルスイートは船の最前部右側にあります。こちらも「スイート」と同様に「角部屋」のため、構造上一室しか確保できません。また「スイート」には無いサービスなどもあるので、レア度は極めて高いと言えそうです。
部屋に入り、玄関に相当する部分を抜けるとようやく部屋が見えてきます。ソファーベッドがあるのはスイートと同様ですが、地味に嬉しい設備です。
そして! 寝室はリビングとは完全セパレートで、カーテンではありますが完全に仕切ることもできます。リビングの広さも設備も文句なしですし、寝室の独立性もこれまた文句なしです。ここまでの 3 社 5 種類のスイートルームの中では、やはり最高峰に位置するんじゃないかなぁと思います。
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