先代「すずらん」(苫小牧東港)
苫小牧東港フェリーターミナルの 2 階には待合室の他に売店や食堂があるのですが、食堂の外側に新日本海フェリーではおなじみの模型が展示されています。アングルを変えてもう一枚。どうやら「すずらん」の模型のようですね。
この模型は 1:100 スケールとのことですが、なかなか精巧に作られていて感心します。
さて、この 1:100 スケールの模型の入ったショーケースですが、上の方に「1996 年 6 月 11 日~2012 年 6 月 18 日就航」と書かれたテプラが貼られていました。なるほど、これは現行の「すずらん」ではなくて先代の「初代すずらん」の模型なのですね。
ちなみにこの初代「すずらん」は、現在は名前が「はくおう」に変わって、日本政府のチャーター船として使用されているとのこと。乗ったことのあるフェリーが退役するのは寂しいものですが、第二の人生……じゃないか、船生?を歩んでいるのは嬉しくなりますね。
「すいせん」(敦賀港)
新日本海フェリーの苫小牧東~敦賀航路(直行便)は、通常は「すずらん」と「すいせん」の 2 隻体制で運行されています。スズランは北海道を代表する花のひとつですが、スイセンは福井県の県花なのだそうで、苫小牧東港フェリーターミナルに「すずらん」の模型があるのに呼応するかのように、敦賀港フェリーターミナルには「すいせん」の模型が展示されています。この「すいせん」の模型ですが、実は就航から一年も経っていない 2013 年 5 月の時点で新型「すいせん」の模型に置き換えられていました。
いやー、随分とマメなことをするのだなぁ……と感心していたのですが、「すずらん」の模型は先代のままだったので「あれ?」と思った、というわけです。
「はまなす」「フェリーあざれあ」(小樽港)
ちなみに、新日本海フェリーの本店がある小樽港フェリーターミナルには、同じく北海道を代表する花のひとつであるハマナスに由来する「はまなす」の模型と、新潟県で広く生産されている花であるアザレアに由来する「フェリーあざれあ」の模型が飾られていました。
小樽~舞鶴航路は「はまなす」と「あかしあ」の 2 隻体制なんですが、そういやどっちも北海道っぽいような……(汗)。
「らいらっく」(新潟港)
ちなみに、新潟港フェリーターミナルにも模型が飾られていたのですが、なぜか「らいらっく」の模型でした。どうせだったら「フェリーあざれあ」と「らいらっく」を入れ替えたら良かったのに……と思ったりします。
「フェリーあざれあ」は、今年 3 月の新型船「らべんだあ」就航に伴い「らいらっく」が苫小牧東~秋田~新潟~敦賀航路(寄港便)に転属してきたことにより定期運用を終え、モンゴルの海運会社に売却されたとのことです。
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