2017年3月30日木曜日

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冬の北海道の旅 (104) 「栗沢、栗丘、栗山……」

 

国道 234 号「由仁国道」を南に向かいます。このまままっすぐ南下すれば三川、そしてやがては苫小牧にたどり着きます。ちなみにこの先を左折すると栗沢町茂世丑です。割と難読な地名ですが、「妹背牛」が読める人には楽勝かもしれませんね。
さぁ、このまま一気に苫小牧へ……あれっ?
いや……実はですね。察しの良い賢明なる読者諸賢は(同義語被せすぎ)既にお気づきかもしれませんが、実はこの日、網走で朝食を食べて以来マトモに食事をとってなかったんですよね。今から思えばなんで名寄で昼食を食べなかったんだ……という話なのですが、あれ、そういや何故でしたっけ?
まぁ、苫小牧でちゃんとした夕食を食べようという算段もあったので、ここはちょっと軽めのおやつ程度のものを。

この写真だけ見ると、雪がちょいと残っている春先のようにも見えますが、
早くも冷え込みつつありました。路面の凍結に注意しないといけませんね……。

栗沢から栗丘へ

小腹を満たしたところで、再び苫小牧に向かって出発です。快適な片側二車線道路は栗沢町の南側でおしまいで、ここからは片側一車線となります。
栗沢から南の栗丘に向かいます。この辺は「栗」のつく地名が多いですよね。

二つの跨道橋

山裾のちょっと狭そうなところに入ってきたな……と思っていると、前方に跨道橋が。しかもよく見ると二連続です。
二つ目の跨道橋をくぐります。左側に盛土が無いようにも見えますが、これは鋭角に交差しているが故のことで、既に盛土が失われている、ということでは無さそうです。
ちなみに、これらの跨道橋の上はどちらも JR 室蘭本線が通っていたのですが、現在は手前の跨道橋だけが現役です。

室蘭本線は、もともとは空知炭田が産出した石炭を室蘭に運ぶために建設されました。石炭が日本の主たるエネルギー資源だった頃は、輸送力を増強するために栗丘のあたりも複線化されていましたが、石炭産業が斜陽化してからは「本線」とは名ばかりのローカル線になってしまいました。

このあたりの室蘭本線は、南側の「栗山トンネル」と北側の「新栗山トンネル」で複線化されていましたが、「栗山トンネル」の一部が老朽化のために崩壊し、もともと輸送量が単線で間に合う程度に激減していたこともあったため、現在は「新栗山トンネル」だけが使用されています。

そして栗丘から栗山へ

岩見沢市栗沢町栗丘を過ぎると、今度は「栗山町」です。北海道日本ハムファイターズの栗山監督が、確か栗山町に住んでいるんでしたよね。

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