ガソリンエンジンはガソリンを燃焼(爆発)させることによって動力を得ているわけですが、ガソリンを燃焼させるためには相応の酸素も必要になります。自然吸気エンジンの場合は酸素の量を調整できないので(自然吸気と言われる所以です)、ガソリンの量を微調整することで理想的な空燃比を目指すことになります。
理想的な空燃比でガソリンを燃焼させると、無駄なく燃料を使うことができる上に、排気もキレイになるので良いことづくめなんですよね。ただ、理想的な空燃比は気温によっても変わってくるので、排気管にセンサーをつけて、得られた情報を元に自律的に調整を行います。排気に酸素が多く残っていれば「まだガソリンを燃やす余地がある」としてガソリンの量を増やします。逆に燃え残ったガソリンが排気に混じっていたら「酸素が足りない」ということになるので、燃料を絞ることになります。
アイドリングが安定しないのは、酸素が余ったりガソリンが燃え残ったり(後者は本来は論外なのですが)を際限なく繰り返しているからなのでしょうね。いつもだとちょうどいいところに自動的に調整されるのですが、この日は何故か調整に難航していたようでした。
「ANTIPOLLUTION FAULT」というのは、汚染防止に関する問題の発生、即ち燃え残ったガソリンが排気に含まれている状況で、「CATALYTIC CONVERTER FAULT」というのは三元触媒の故障、つまり排気の中の有害成分を除去する機構に問題が生じていることを示します。つまるところはいずれもガソリンの燃え残りを示唆していることになります。
とは言え、特に "ANTIPOLLUTION FAULT" は実はプジョー車ではちょくちょく見られるエラーだという話もありますし、コンピューターをリセットして治ったなんて話も聞いたことがあります。寒地に適応できていないだけという可能性も捨てきれません。
出発!
……まぁ、悩んでいても仕方がありません。そろそろ出発することにしましょう。前方に歩行者がいますが、徒歩での出発なのでしょうか……?(少し先にホテルの第二駐車場があるので、そこに向かったのだと思いますが)第二駐車場の前を通り過ぎると、前方に SL を象った標識が見えてきました。
いや、ふつーに釧網本線の踏切があるだけなんですけどね。踏切を渡って、右折して国道 39 号を網走市街に向かいます。
グリッピーな雪道
網走湖畔の国道 39 号は一面真っ白の雪道状態でした。実はこの路面状況はかなり走りやすいんですよね。湿り気の少ない雪は、思ったよりもグリップするものなのです。天都山に向かう道の踏切が見えてきました。途中に「網走監獄(博物館?)」もあるので、バスも多く通る道なんでしょうね。
そして気がつけば
マルチファンクションディスプレイには外気温などの情報が表示されるのですが、気がつけば……最低気温記録がさり気なく更新されていました(汗)。
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