2016年6月7日火曜日

新十津川→京都 1568.9 km (最終回) 「上越妙高→京都(393.4 km)」

新十津川→京都 1568.9 km」も、おかげさまでそれなりにご好評を頂く中、とうとう最終回となりました。まさかの大どんでん返しも待ち構える中、まずはこれまでのルートを振り返ります。

5434D 新十津川 19:22 → 石狩当別 20:53 50.6 km
642M 石狩当別 21:13 → 札幌 21:53 27.5 km
202 札幌 22:00 → 青森 5:39 5:45(急行「はまなす」)483.0 km
2042M 青森 5:43 5:50 → 秋田 8:22 8:33(特急「つがる 2 号」)185.8 km
2008M 秋田 9:16 → 新潟 12:57 12:58(特急「いなほ 8 号」)273.0 km
3016M 新潟 13:38 → 上越妙高 15:37(特急「しらゆき 6 号」)146.7 km

北陸新幹線「はくたか」のグリーン車へ

上越妙高からは北陸新幹線「はくたか」に乗車して、一気に金沢に向かいます。ただ、さすがに上越妙高から金沢の距離(168.6 km)でグランクラスに突っ込む勇気は無かったので、前から 2 両目のグリーン車へ。
シートの色はボディカラーと同じく青を基調としたもので、ちょっとクラシックな感じもしますね。
上越妙高から金沢までの区間も無事窓側のシートをゲットしました。ただ、さすがは好調が伝えられていた北陸新幹線だけあって、グリーン車でも通路側シートに他のお客さんが座っていました。
シートは今風のハイテクなものでした。JR 東お得意の座面が動くシートでは無かったですが、その代わりに? レッグレストが用意されていました。
さすがに新しい車両らしく、全体的にゆったりしたデザインが印象的だったのですが、中でも強烈だったのがこちら。
そう、トイレなのですが、車いす対応の相当広いスペースが確保されたものでした。

表定速度 160.5 km/h

「はくたか 565 号」は、途中、糸魚川、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡の各駅に停車して金沢に向かうのですが、168.6 km を僅か 63 分で走り抜けるのは流石ですね。途中で後続列車の通過待ちが無いのも効いているかもしれません。

金沢でも 8 分乗り継ぎ

さて、金沢から先は、おなじみの「サンダーバード」で京都に向かいます。

565E 上越妙高 15:45 → 金沢 16:48(北陸新幹線「はくたか 565 号」)168.6 km
4038M 金沢 16:56 → 京都 19:08(特急「サンダーバード 38 号」)224.8 km

はい。やたらとシビアな乗り継ぎが多かった今回ですが、最後まで厳しい試練が待ち構えていました。上越妙高に続き、金沢でも 8 分乗り継ぎとなりました。まぁ、上越妙高での乗り継ぎは余裕こそ無かったものの「間に合わない!」というほどでも無かったので、それなりに安心していたのですが……

ところが、金沢到着の 10 分ほど前になると、車内で不穏なアナウンスが。曰く、「乗り継ぎ時間が短いので、乗り継ぎのお客様は 5 号車~ 7 号車から下車してください」とのこと。現在乗車しているのは前から 2 両目の「11 号車」なので、3 両以上車内を歩けと言うのです。

いや、別に歩くのはいいんですけど、終着駅で 8 分乗り継ぎという設定が、やはり無理があったのではないかと……。当然のことながら車内はデッキに向かうお客さんで混雑してしまい、結局 7 号車までは辿りつけず、9 号車から下車する羽目に。

予想された大混乱

9 号車から下車してみると、目の前にエスカレーターがあったのですが、エスカレーターも混雑するので急ぐことができず。7 号車のところまで歩けば階段があったのでしょうが、ホームも混雑しているので歩くわけにもいかず。ちょっとした地獄絵図(大げさ)のような状況になってしまったのでした。

新幹線の乗り換え改札は、新幹線特急券と乗車券の 2 枚投入が基本なのですが、「2 枚投入」という作法を知らない人も少なくなく、あちこちで改札機のドアが閉まる始末。こんな状況の中、8 分で乗り継ぎを成功させるのは正直かなり大変でした。結局、サンダーバード 38 号に乗車できたのは、なんと発車の 30 秒前だったのでした。

現在はダイヤが大幅に見直されたようで、「はくたか」から「サンダーバード」の乗り換えは 4~50 分のバッファが挟まれているようです。僅か 8 分では駅ナカで買い物もできないですから、こうしたのは大正解でしょうね。

全線高架・踏切なしの「湖西線」

大阪行きの「サンダーバード 38 号」は、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、敦賀と停車して、湖西線に入りました。左手に琵琶湖が見えてきましたね。
京都駅の到着予定は 19:08 ということで、駅員さん渾身の手書き切符とも間も無くお別れです。
……その筈だったのですが! 「全線高架」「踏切無し」のはずの湖西線の線路内に、なんと「犬」が侵入したのだとか! 実は、京都駅で JR から近鉄に乗り換えて家に帰る予定だったのですが、京都駅でも 7 分乗り換えを予定していたのですね(19:15 の特急を逃すと、次は 30 分後しか無いのです)。

最後の最後まで 7 分乗り換え

「サンダーバード」では最後尾の 1 号車に乗車していたので、京都駅で近鉄に乗り換えるには位置が悪すぎます。ということで今度は自分の都合で前の車両に向かって歩くことに(汗)。3 両ほど前に進むことができましたが、距離を稼げたのもそこまででした。

結局、予期せぬ闖入者のおかげで到着は 4 分遅れの 19:12 に。3 分で乗り換えを成功させるには全力疾走するしかありませんでした。なんとか間に合ったから良かったものの、息はあがって心臓はバクバク、このまま死ぬかと思っちゃいました(汗)。

旅程のおさらい

では、最後に改めて旅程のおさらいです。土曜日の 19:22 に新十津川を出発して、23 時間 50 分後の 19:12 に京都駅に到着しました。途中の乗り継ぎが 111 分ほどありましたが、合計 1,319 分もの間、列車に乗車していたことになります。

5434D 新十津川 19:22 → 石狩当別 20:53 50.6 km
642M 石狩当別 21:13 → 札幌 21:53 27.5 km
202 札幌 22:00 → 青森 5:39 5:45(急行「はまなす」)479.1 km
2042M 青森 5:43 5:50 → 秋田 8:22 8:33(特急「つがる 2 号」)185.8 km
2008M 秋田 9:16 → 新潟 12:57 12:58(特急「いなほ 8 号」)273.0 km
3016M 新潟 13:38 → 上越妙高 15:37(特急「しらゆき 6 号」)146.7 km
565E 上越妙高 15:45 → 金沢 16:48(北陸新幹線「はくたか 565 号」)168.6 km
4038M 金沢 16:56 → 京都 19:08 19:12(特急「サンダーバード 38 号」)224.8 km

そして、1,319 分で移動した距離が、50.6 + 27.5 + 479.1 + 185.8 + 273.0 + 146.7 + 168.6 + 224.8 = 1,556.1 km ……あれっ?

どこで計算を間違えたのだろう……と思いながら何度も計算をやり直したのですが、どう計算しても 1568.9 km にはなりません(12.8 km 足りない)。えー……すいませんでしたっ(汗)。

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