車窓の左側に、気になるものが見えてきました。
拡大したものがこちらなのですが、まるで鉄道の高架のように見えます。
これ、実は用水路なんですね。このあたりは伏流が多いからか、田畑の灌漑用に石狩川から水を引いているのですが、地形の関係で一部が高架構造になっていたのでした。
鶴沼駅
では、そろそろ「各駅停車」に戻りましょう。浦臼を出発してからおよそ 5 分で、次の鶴沼に到着です。時間は既に 18 時 41 分。一年で一番日が長い時期とは言え、さすがは日没の早い北海道、少しずつ陽の光も赤みを帯びてきました。小ぶりながらもちゃんとした駅舎(待合室)の前には、大小の駅名標がきちんと備え付けられています。やっぱ本場の味はサッポロビールですよね!
鶴沼駅の開設は 1956 年のことでした。札沼線は雨竜と石狩沼田の間が休止状態のまま残されていたのですが、1956 年にようやく復活を果たします。札沼線の浦臼と雨竜の間は一足先の 1953 年に復活を果たしていましたが、1956 年の全線復活と同じタイミングで鶴沼駅が開設されています。
ところで、このコンクリートの塊?のようなものは何なんでしょうねぇ……。
鶴沼を出発して、次の於札内に向かいます。夕陽がまさに沈もうとしていました。
於札内駅
鶴沼から 3 分ほどで、次の於札内(おさつない)に到着です。鶴沼よりも更に小ぶりの駅舎(待合室)が建っています。ドアの上には国鉄時代の駅名標でしょうか。見事な錆っぷりですね。
もちろん、JR 北海道仕様の駅名標もきちんと備え付けられています。
於札内駅は、1959 年に「於札内仮乗降場」として開設されました。国鉄の分割民営化とともに駅に昇格しています。
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