2016年4月12日火曜日

札沼線各駅停車の旅 (10) 「札比内・晩生内・札的」

新十津川行き 5433D は、豊ヶ岡駅を出発しました。駅を出てすぐのところに踏切があるのですが……
ご覧のとおり、第四種踏切でした。一応車は通れそうですが、すれ違いは難しそうですね。

あ、そう言えば昨日の記事では書き忘れましたが、豊ヶ岡駅の開設は 1960 年だったとのこと。住民の請願で設置された「請願駅」だったのだそうです。

札比内駅

豊ヶ岡から 4 分ほどで、次の札比内(さっぴない)に到着です。
石狩月形から暫くの間は国道 275 号から離れたところを通っていましたが、札比内の手前で向きを変えて、国道のすぐ横までやってきました。そのせいもあってか今でも立派な駅舎が残っています。
札比内駅の開設は 1935 年の札沼線浦臼延伸と同時で、1943 年に一足先に「不要不急線」扱いで休止の憂き目に遭っています(石狩月形から石狩当別までは 1944 年に休止)。その後 1946 年に無事復活を果たしています。
それはそうと、車窓に見えたこの像なんですが……。これは一体誰の像なんでしょう。

晩生内駅

札比内から 6 分ほどで、次の晩生内(おそきない)です。ここから浦臼町に入ります。
進行方向左側にホームがあったので、ご覧のようなちと残念な感じの写真しかありませんが、一応駅名標も撮影してみました。
かなり無理がありますね(汗)。

晩生内も札比内と同じく、札沼線浦臼延伸の際に開設された駅です。結構な難読地名ですよね。

札的駅

晩生内から 5 分ほどで、次の札的(さってき)です。3 駅続けてアイヌ語由来の駅名となりました。
そして、これまた 3 駅続けて立派な駅舎が残されている駅ということになりました。ダルマ駅舎もあれはあれで風情がありますが、どうしても没個性的な側面も否めないわけで、このように各駅で少しずつ違った佇まいを見せる駅舎に巡り会えるのも嬉しいものです。
よーく見ると札比内・晩生内とは駅舎の構造が違うことにお気づきかもしれません。札的駅は札沼線の浦臼延伸から 25 年後の 1960 年に開設されました。豊ヶ岡駅が開業する 9 日前に開業したらしいのですが、何なんでしょうねこの微妙な差は……。
では、浦臼に向かって出発しましょう!

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