中小屋駅
本中小屋(もとなかごや)から 5 分ほどで、次の中小屋駅です。中小屋駅も、ご覧のとおりの「ダルマ駅舎」です。石狩金沢から 3 駅連続ということになりますね。
この「中小屋」という駅名(地名)は、アイヌ語由来では無いのだとか。「北海道駅名の起源」には次のような説明がありました。
昭和15、6年ごろ樺戸集治監の囚人を使って月形-当別間の道路を開いたとき、囚人を収容する小屋を設けたところで、この地は両地間の中間にあるため「中小屋」と名づけたものである。
(「北海道駅名の起源(昭和48年版)」日本国有鉄道北海道総局 p.52 より引用)
思わず「ほほう」と頷いてしまいそうになるのですが、中小屋駅の開業は札沼線の浦臼延伸と同時の 1935 年でした。1935 年は「昭和 10 年」ですから……あれれれ? 中小屋駅ができた後のエピソードということになっちゃいますよね。月ヶ岡駅
中小屋から 5 分ほどで、次の月ヶ岡駅です。もはや書き出しが完全にテンプレ化しましたね(汗)。あ、この月ヶ岡駅から当別町を離れて月形町に入ります。月ヶ岡駅はなかなか立派な駅舎がある……のですが、残念ながら写真に収めることはできませんでした。広~い駐車場の向こう側は国道 275 号線ということで、パーク&ライドに便利そうなのですが、列車の本数が少なすぎるのがネックですね。
月ヶ岡駅の開業は 1958 年とのことで、札沼線の浦臼延伸から 23 年後に開業した、比較的新しい駅です。駅名は地名から来ているとのことですが、根本的には「月形」から来ているような感じでしょうか。
知来乙駅
月ヶ岡から 4 分ほどで、次の知来乙駅です(テンプレ)。道内に二つほどある乙な駅の一つですね(もう一つが「江部乙」)。もちろん甲乙つけがたい訳ではなく、chiray-ot というアイヌ語に由来する地名から来ている駅名ですね。知来乙駅は札沼線の浦臼延伸の時からある……のかと思いきや、意外や意外、お隣の月ヶ岡駅と同年同日に開業していました(1958 年)。中小屋と石狩月形の間に、同時に二つも駅を作ったことになりますね。国鉄も中々思い切ったことをしたものです。
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