特筆すべきはその所要時間でして、名古屋発・仙台経由の苫小牧行きは、なんと「40 時間」もかけて苫小牧に向かいます。丸 2 日……というと語弊がありますが、限りなくそれに近いのも事実でして。というわけで、今回は太平洋フェリー「きそ」の「ロイヤルスイート」というグレードの乗船記をお届けしたいと思います!
まずは乗船手続きから
太平洋フェリー「きそ」が名古屋港フェリーターミナルを出港するのは 19 時ちょうどの予定です。車両乗船の場合は出港の 90 分前、即ち 17 時 30 分までに乗船手続きを済ませてほしい……ということで、16 時過ぎにターミナルに到着したのですが、乗船手続きは 16:30 からとのことで、ちょいと待つ羽目になりました。乗船手続きはごくごく一般的な手順です。「予約番号」と支払いに使用した「クレジットカード」そして「車検証」を携えて、あとはこの「乗船申込書」に必要事項を記入すればおkです。
インターネット予約の場合は「乗船申込書」が不要になる場合があります。乗船手続きは 16:30 からということで、手続き開始からしばらくは多少の混雑がありましたが、開始から 20 分も経てばご覧のとおりです。もっとも、この日は閑散期(1 月)の水曜日、一年中でもっとも乗客が少ない時期だったのかもしれません。
ボールペン、立ちますか?
「次のお車でご利用のお客様は、手続きの際にご申告ください」として「地上高の低い乗用車」と「車長の長い乗用車」が例として挙げられていました。うちの車も割と地上高低めですが、もともとちょいと低めなだけで意図的に下げたりはしてませんからねっ(汗)。ちなみに、ボディの下側でボールペンが立てられるかどうかが一つの目安なのだとか。気になる方は安全に十分留意した上でお試しください。
充実のチケット群
さて、ここで乗船手続きの戦利品(違う)のご紹介です。まずはこちらのチケット群から。上から「搭乗券」(3 枚綴り)、「食事券」(5 枚綴り!)そして……あれ、何でしたっけ。「お車でご乗船のお客様へ」とありますね。太平洋フェリーも他のフェリーと同様、航海中の車両甲板への立ち入りが禁止されているのですが、その旨を警告するものですね。
オシャレなカード
そして、こんなカードも受け取りました。上部に黒い穴の開いた「苫小牧」と書かれたカードなのですが、実は裏側から見るとこうなっていまして。
穴が開いているのではなくて、切り込みが入った部分を折り曲げてあるだけでした。そして切り込みはカードの左側に伸びているのですが、この切り込みを……
ルームミラーに引っ掛けるようになっているのですね。前から見るとこんな風に。
かなり味わい深い感じになりました(笑)。これから乗船する「きそ」は仙台に寄港して苫小牧に向かいます。つまり、名古屋から乗船する車両のうち、何割かは仙台で下船してしまうのですね。
直行便ではない寄港便のフェリーでは、下船港に合わせて乗船位置を変えないといけないので、行き先が書かれた紙が配られる場合が多いのですが、太平洋フェリーの場合はルームミラーに吊るすというオシャレな仕組みを用意していたのでした。
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