2015年11月27日金曜日

日本最長路線バスの旅(番外編)#8 「創意工夫でバリアフリー」

大曽根浦を出発すると、海側に巨大な煙突(のようなもの)が見えてきました。どうやら火力発電所のようですね。この辺一帯の電力供給を一手に引き受けているのでしょうか(水力発電もありますけどね)。

尾鷲駅、創意工夫でバリアフリー

尾鷲駅のホームが見えてきました。多気行きの普通列車はゆっくりと速度を落としてゆきます。そして、駐車場の向こう側に駅に向かって全力疾走する高校生の姿が。今からこの列車に乗るつもりなのでしょうか……?
尾鷲駅に到着しました。駅といえば駅名標、名所案内、そして何と言っても指名手配のポスターですよね!「おい、小池!」に続く傑作は出るのでしょうか。
尾鷲駅は上下線のすれ違いが可能な構造……らしいのですが、上下線とも殆どの列車が改札のある 1 番線を使用するのだそうです。これだと列車のすれ違いは出来ませんが、改札から階段を昇り降りすること無く乗車できます。設備ではなく運用でバリアフリー化したことになりますね。

ということで、目の前に改札口があったわけですが……
あれ? これはもしかしてさっきの高校生ですかね?(笑)

ちなみにこの尾鷲駅ですが、開業当初は「おわし──」と読ませていたのだそうです。確かに「鷲」ですから「わし」と読むのは何らおかしいことでは無いのですが、「尾鷲」は「おわせ」と読むのだ……と認識していると、やっぱり変な感じがしますね。

旧・海山町の紀北町

尾鷲駅のあたりは海抜 15 m 程度のようですが、尾鷲駅を出発すると、そこから 1.6 km ほどで海抜 40 m くらいまで一気に駆け上ってトンネルに入ります。トンネルの中で尾鷲市を抜けて、紀北町に入ります。耳慣れない自治体名ですが、旧・海山町と旧・紀伊長島町が合併してできた町なのだとか。

海山町(みやま──)役場の最寄り駅だった相賀駅(あいが──)に到着しました。雰囲気のいいホームが見えたのですが、大変残念なことにピントが合っておらず……。
こちらもピントが合ってないですね(すいませんすいません)。
この相賀駅と手前の尾鷲駅、そして二つ手前の大曽根浦駅は、いずれも列車のすれ違いができる構造になっています。尾鷲駅はほとんどの列車を 1 番線に入れるために、列車のすれ違いは殆ど行っていないらしいのですが、これは両隣の駅でも列車のすれ違いが可能だったが故にできる芸当なのかも知れませんね(いやいや、それにしても尾鷲駅のバリアフリー化は発想の勝利ですよね)。

自家用車へのシフトが加速する

相賀駅を出発すると、前方に紀勢自動車道が見えてきました。
この「番外編」でも何度か記しましたが、このあたりの道路網もようやくかなりのレベルまで整備が進んできたようで、鉄道から自家用車へのシフトがますます進むのだろうな……という雰囲気をひしひしと感じます。
ですから、18 歳になったらまずは普通運転免許を……という話になるのでしょうね。あ、なんだかうまい流れで写真が繋がりましたね(わざとらしい)。
実はここ、相賀駅の次の船津駅なんですが……。なんと駅前(ふつーだと駅前広場ができそうなところ)が自動車教習所になっているのです。これはさすがに「ふあっ!?」と思いましたね(笑)。それにしても、JR で教習所に通えるというのは凄く理にかなってますよね?(汗)

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