災害による迂回によって通過を余儀なくされた「辻堂」「辻堂南」「宇井」「長殿発電所前」「高滝口」を除く。「長殿発電所前」のあたりは特に迂回路があるわけでも無いのにおかしいなぁ……と思ったのですが、例の台風で発電所ごと流失していたのだそうです。綺麗に整地されていたので、発電所の跡だったとすら気が付かず……(大変失礼しました)。そして、161 ものバス停のひとつひとつで発行してきた整理券は、とうとう 109 番まで番号が伸びました。「108」が新宮高校前で、「109」が権現前でしょうか。金額が変わらないんだったら分けなくてもいいのに……などと思ったりしてしまいますが。
整理券の代わり(でもないか)に奈良交通の窓口で買い求めた「168バスハイク乗車券」。この切符とも間もなくお別れですね。
新宮市は徐福推し!
バスは「速玉大社前」の交叉点を右折して、新宮城跡に向かって進みます。途中でこんな案内標識も見かけました。「新宮駅」そして「徐福公園」への案内ですね。徐福と言えば、秦の始皇帝の命令で不老不死の薬を探すために日本にやってきたという伝承で有名ですね。ここ新宮には「徐福の墓」があり、現在は「徐福公園」として整備されているのだとか。しかも地名まで「新宮市徐福」になっているというのですから侮れません。
今度は「阿須賀神社」への案内標識が出てきました。これも徐福伝説とゆかりのある神社なのだそうですが、どうしても「飛鳥」や「明日香」との関連を想起したくなりますよね。そういや神武東征は熊野経由で畿内に入ったという話だったような気も……。
終点・新宮駅へ
さて、そんな徐福公園へは 150 m 先を左折ですが、日本最長の路線バスは新宮駅に向かって右折一択です!右手には、熊野交通(ですかね?)のバス操車場と、その先に新宮駅が見えてきました!
新宮駅東口のロータリーが見えてきました。
ただ、八木新宮線の路線バスはロータリーには入らずに、ロータリー北側のバス停に車体を横付けしました。実は、新宮駅東口から速玉大社に向かう道は一方通行になっているらしく、この先を右折すれば速玉大社に戻ることができるのですね。
新宮駅に到着
というわけで、15:44 分、なんと定刻通りに八木新宮線の路線バスは終点の新宮駅に到着しました。途中、160 もの数のバス停に停車(あるいは通過)し、166.9 km もの距離を走りきり、しかも定時で到着するとは、日本の公共交通恐るべし……ですね。運転手さんも 6 時間 30 分の連続乗務、大変お疲れ様でした!ヘッドライト、テールライト……
路線バスの旅は新宮駅が終点ですが、旅はまだ続きます。明日以降の「番外編」もどうぞお楽しみに!www.bojan.net
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