2015年9月1日火曜日

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道東の旅 2013/春 (240) 「十勝太ロラン航路標識事務所」

 

浦幌十勝川

国道 336 号「浦幌道路」を終点に向かって走ります。起点?から 3 km ほど走ったところで、「浦幌十勝川」にかかる橋が見えてきました。「浦幌大橋」と言うのだそうです。
前方に先行車が見えていたのは……これです。黒光りする巨大な何かを積んでいる……ように見えますが、牧草ロールですよね。黒光りしているのはカバー?の材質のせいでしょう。

十勝太

一面の畑の中を行く……のかと思いきや、前方に集落が見えてきました。
どうやらこのあたりが「十勝太」の集落のようですね。「太」は「河口」を意味するアイヌ語 putu から来ているのでしょう。滝川にも「空知太」という地名がありますよね。
コカ・コーラのロゴになんだか安心感をおぼえてしまいますね。

十勝太ロラン航路標識事務所

十勝太から先は台地の上をゆきます。ここから一気に 80 m 近くを駆け上がることになりますね。
ちなみにこの先左側(内陸側)に「十勝太ロラン航路標識事務所」がありました。太平洋に面した高台であるこの場所は、海に向かって電波を照射するにはとても良い場所だったと思われるのですが、ちょうど 3 ヶ月ほど前の 2013 年 2 月 1 日に廃止されていました。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
LORAN は LOng-RAnge Navigation の略で、電波航法システムの一種ですが、今は GPS という便利なものがあるので、もはやあまり必要とされていない……ということなのでしょうね。

……実は、「浦幌道路」という良くわからない道路が建設された理由の一つが「十勝太ロラン航路標識事務所」の存在だったのかな……と思っていたのですが、どうやらこの推測は全くの的外れだったみたいですね。

オープンカット

このあたりは台地を太平洋(の沿岸流)がガシガシ削っているような地形で、「浦幌道路」は台地の端をまっすぐ駆け上がっていたのですが、「黄金の滝」と呼ばれる滝のある川(滝の沢川)の手前あたりから内陸部に向かいます。
台地をオープンカットした道路が続きます。

終点

おや、あと 200 m 先で T 字路ですか。5% の下り坂のようなので、早めに減速しないといけませんね。
T 字路が見えてきました。ここは浦幌町の「昆布刈石」というところですが、「浦幌道路」はここが終点です。
この先は、道道 1038 号で浦幌に戻る、あるいは厚内経由で釧路に向かうことができます。ただ、明らかに逆方向なので、今回はここで引き返すことにしました。

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