2015年7月16日木曜日

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道東の旅 2013/春 (216) 「バイパスは流転する」

 

バイパスは流転する

道の駅「あいおい」を後にして、引き続き北上して津別の中心街に向かいます。
国道 240 号線は、比較的平坦でまっすぐな道が続くのですが、
津別町本岐の手前には、珍しくこんな急カーブが。
この急カーブ、どうやら本来はもっと緩い左カーブのバイパスがあったのを、わざわざバイパスを廃止して旧道を現道に戻したからじゃないか……という説を聞きました。各種地図サイトの航空写真を見ても変遷が激しいので、ちょっと良く分からないというのが正直なところなのですが……。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
わざわざ建設して開通済みだったバイパスを廃止したのは地質上の問題があったと聞いていますが、国鉄相生線が廃止されてしまったことで現道の改良が容易になったことと、もしかしたら道路維持コスト(除雪と補修を想定)のカットを図ったのかな、と想像したりします。生活道路である旧道を廃止するわけにもいかないので、だったらバイパスを廃止して旧道を現道に戻せば一挙両得じゃないか、という推測です。

いつか行きたいチミケップ湖

津別町本岐にやってきました。陸別からケミチャップ川沿いに下りてきた道道 51 号と合流です。
本岐の集落を抜けて、緩やかな右カーブで 90 度以上向きを変えると、今度はチミケップ川沿いを遡って訓子府に向かう道道 494 号との分岐が見えてきました。この道を行くと「チミケップ湖」に行けるんですよね。いつか行ってみたいです。

「キキン」はナナカマド

引き続き、国道 240 号を北へと進みます。
「恩根木禽橋」という橋を渡ります。これで「オンネキキン──」と読むのですが……
川名がカタカナなので、読めた人も多かったかもしれません。
直接のつながりはありませんが、網走川の流域には「キキン」という名前の川が多いですね。「キキン」はこのあたりでは「ナナカマド」という意味だったかと思います。詳しくは北海道のアイヌ語地名 (229) 「チャシポコマナイ川・木禽川・サラカオーマキキン川」をどうぞ!

安全運転で行きましょう

さて、オンネキキン川を渡ると、国道 240 号線は再びまっすぐな道に戻るのですが、
安全運転で、行きましょうね。
ちなみにロケ地はこのあたりです。

(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)

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