看板は……どこだ!?
中標津町に実在すると言われていた「ジャスコまで直進 110 km」の看板をひと目見ようと中標津町に向かったのですが、意外なことにどこを探しても見つかりません。「釧路まで 110 km」という記述が正しいと考えると、中標津町ではなく隣の標津町川北のあたり(など)になってしまうのですが、川北まで戻って探索することはありませんでした。というのも、聞いていた情報では「中標津町にある」というものばかりで、「中標津町ではなくて標津町だよ」という情報は聞こえてこなかったからです。
そんなわけで、一旦中標津空港のほうに向かったのですが、上記のように思い直して、また中標津の市街地に戻ってきたのでした。
ネットの情報では「この辺にあるよ」とされていた場所に再び戻ってきました。もちろん、どこを探してもジャスコの看板などは見当たりません。
逡巡するわたくし(再)
そのまま国道 272 号を走ること約 7 分。ついに中標津町を抜けて別海町に入ってしまいました。さて、釧路に向かう道すがら、何度となく浮かび上がる(中略)それなのに、ああそれなのに、それなのに(←)。こんなにあっさりと(そうでもないだろ)諦めてしまって良いのでしょうか?
……またしても、引き返すことにしました(←←
看板は、ここには無い……
ネット上で「ここにあるよ」と言われていた場所を中心に、この日三度目の探索を敢行するも、やはり見つからず。ここまで来ると、次のように結論付けるしか無かったのでした。
「看板は、ここには無い……」
14:30 頃に開始したジャスコの看板探索、様々な葛藤と闘いながら、気がつけば 2 時間が過ぎていたのでした(← バカですね)。ここで、改めて問題の写真を見ていたところ、ある重大な事実に気が付きました。
ジャスコの看板の隣にある「なかしべつ石材」の看板なのですが、よーく見ると「根室営業所」と書いてあるではありませんか! つまり……「中標津にあるよ」というネット情報そのものが誤りだったと考えられるのです。
「なかしべつ石材」という会社は中標津に実在するようなのですが、中標津町の看板で「根室営業所」をアピールする必然性はこれっぽっちも無いですよね。
この、なんとも簡単な事実に気がつくまで、どれだけ無駄な時間を要してしまったのか……(2 時間だよね?)。自分のバカさ加減に心底呆れながら、中標津を後にすることにしたのでした。
などと言いながら、これはこれでなかなか楽しかったのですけどねw
本当に幻だった「ジャスコまで直進 110 km」
さて、どうやら中標津ではなく根室に存在していたと考えられる「ジャスコまで直進 110 km」の看板ですが、いろいろと調べ直したところでは、どうやらもはや現存していないようでした。というのも、根室には元々ポスフール(元「サティ」)の店舗があったらしいのですが、2011 年にポスフールブランドが消滅してイオンに店名が変更されているので、わざわざ 110 km 先の釧路に行かなくても、市内にイオンの店ができたことになります。であれば、「ジャスコまで 110 km」の看板を残す意味も最早無いことになりますよね。
結局のところ、「中標津のジャスコまで 110 km」看板は、二重の意味で幻だった、ということになりそうです。
今回の記事は、http://kushiro-genjin.com/road-to-jusco-87 を参考にさせて頂きました。素敵な検証記事をありがとうございます。
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