厚床駅
姉別から 6 分ほどで厚床(あっとこ)に到着です。ついに根室市に入りました今は良くある無人駅になってしまっていますが、かつては JR 標津線がここから中標津・根室標津まで伸びていました。地図を見た感じでは、今でも廃線敷は残ってそうな感じですね。
(この背景地図等データは、国土地理院の地理院地図から配信されたものである)
厚床では釧路行きの 5640D を待たせていましたが、無事すれ違い完了です。初田牛
厚床からは再び国道 44 号から離れて、根室半島の南側をに向かいます。次の初田牛(はったうし)には 7 分ほどで到着です。釧路を出た時には 7~8 分ほど遅れていましたが、気がつけば遅れは 3 分を切っています。見事な回復運転ですね。初田牛のあたりは「かつての開拓集落」といった感じのする場所です。かつては駅前も開けた野原だったようですが、今では木が生い茂って林のようになってしまっています。
駅の向こう側も原っぱが広がっていますね。決して利用客が多いとは言えない花咲線(根室本線)の中でも、ここの利用客の少なさはトップクラスではないかな、と思わせます。道路は普通に整備されているので、いわゆる「秘境駅」では無いのですけどね。
別当賀
初田牛から東に 7 分ほど走ると、次の別当賀(べっとが)です。おっ。久々の「ダルマ駅舎」ですね。このカラーリングは根室半島の自然を表現したものでしょうか。なかなか巧く描けていますね。
なお、初田牛と別当賀は、いずれも 1920 年の厚床-西和田間の開通に合わせて開業した駅です。
落石
別当賀から、次の落石に向かいます。途中で海沿いの高台を通るのですが、これを遠目から見るとなかなかの絶景なのだとか……。もちろん(昼間であれば)車窓から海の景色を楽しめるのですが、ピントが合っていないと、こんな残念な写真になってしまいます。
さて、別当賀から 10~11 分ほどで落石です。あ、「らくせき」じゃなくて「おちいし」なので念のため。
落石は、霧多布と同じく地形に恵まれた天然の良港のようですね。ちなみに「おちいし」は元々は「おっちし」で、ok-chis で「盆の窪」という意味だとされます。落石岬が「後頭部」で、JR が走っているあたりが「背中」、そしてこの両者をつないでいる標高の低い部分が「ぼんのくぼ」、即ち「首の後ろ」ということになりますね。
この喩えでいくと、落石駅は左の肩甲骨のあたりにあることになりますね(笑)。
落石駅の項の写真以外は、2011 年 5 月に車で訪れた時の写真を使用しています。落石駅の項の写真は翌日に撮影したものです。
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