2015年3月9日月曜日

函館~根室 各駅停車の旅 (47) 「釧路・東釧路・武佐・別保・上尾幌・尾幌」

釧路駅(K53)

では、釧路からは 5639D で根室に向かいます。

5639D 釧路 18:31 → 根室 20:52

出発~進行! ……と行きたかったのですが、なんと対向列車(5638D)がシカと衝突して遅れが生じているらしく、根室行き 5639D の出発も 16 分ほど遅れるとのこと。あちゃー……と思っていると続報があり、「7 分遅れで出発」とのこと。JR 北の回復運転恐るべし(笑)。
根室行きのこの車両は、ガルパン……じゃなくて「ルパン三世ラッピングトレイン」なのですが、これは原作者のモンキー・パンチさんが浜中町のご出身だったことから実を結んだ企画……だったようです。ですから車内にも
浜中町の名所案内がキャラクターのイラスト入りで掲示されていたり、
CO 中毒の防ぎ方が出ていたりします。あ、これはルパン三世とは関係ないか。

東釧路駅(B54)

釧路川を渡ってから数分で、次の東釧路に到着です。根室本線の駅で、釧網本線はここから分岐します。ただ、根室本線の駅ナンバリングは釧路までしか実施されていないらしく、この東釧路駅は「aBashiri」の「B」で「B54」なのだとか。

この東釧路からは、釧網本線以外にも、天寧行きの貨物支線や、太平洋石炭販売臨港線の線路が伸びていました(どちらも貨物線です)。天寧行きの貨物支線は既に全線廃止されてしまいましたが、太平洋石炭販売臨港線は現在も春採(はるとり)と知人(しれと)の間の 4.0 km が健在です(こちらも東釧路駅のあたりは廃止されてしまいました)。

武佐駅

根室本線は滝川から根室までの 443.8 km の路線ですが、釧路から根室の間の 135.4 km には「花咲線」という愛称が付けられています。駅ナンバリングがされていないのは前述の通りです。

武佐駅の駅前には公営住宅が立ち並んでいて、他の駅ではあまり見かけない雰囲気があります。ちなみにこの駅の開業も 1988 年とのことで、JR 発足後にできた駅だということになりますね。

別保駅

武佐を出発すると、国道 44 号とともに別保川沿いの谷に入ってゆきます。右に左にとカーブを繰り返すと、やがて別保に到着です。

別保駅は、そのネーミングからはなかなか想像ができないですが、釧路市の隣にある「釧路町」の中心駅です。

5639D は別保駅を 7~8 分ほど遅れて発車しました。順調に加速を始めたのですが……おおっ、警笛と急減速がっ!(汗) おそらく線路上にシカを見かけたのだと思いますが、幸い 5638D とは違って接触することはありませんでした。ほっと一安心です。

上尾幌駅

根室本線(花咲線)は、別保からしばらく国道 44 号・国道 272 号と並走した後も別保川とその支流を遡る独自のルートで東に向かいます(並走する道もあって無いようなものなので、何かあった時は大変でしょうね)。二つほどトンネルを抜けると厚岸町の上尾幌駅です。
翌日に撮影した写真……ですが、ピントがガラス窓に合ってしまっていて、例によって酷い写真になっちゃってますね……。申し訳ありません。

尾幌駅

上尾幌駅から 9.2 km を約 9 分で走り抜けると、次の尾幌駅に到着です。
これまた翌日に撮影した写真ですが、おっ、これはいわゆる「ダルマ駅舎」ですね! 人によって好き嫌いが別れるかもしれませんが、こういった駅舎も風情があって、私は嫌いじゃないですね……。

ちなみに、先ほどの別保駅・上尾幌駅とこの尾幌駅は、いずれも 1917 年開業の歴史の長い駅です。

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