2015年2月10日火曜日

次の投稿 › ‹  前の投稿

函館~根室 各駅停車の旅 (20) 「日本一長い距離を走る定期普通列車」

 

滝川駅(A21)

滝川駅の 1 番のりばで、9:37 発の釧路行きが到着するのを待っています。
右側の小さな窓は、立ち食いそば屋さんなんですが……。このそば屋さんについては多くを語らないことにしておきます。

0 キロポスト発見

1 番のりばのベンチで釧路行きが来るのをボーっと待っていたところ……
おやっ? 何やらホームの下に妙なものが。
あっ。ちょうどあの位置が駅の中心で、根室本線(根室線)の距離(キロポスト)はあの位置からカウントするということなのですね。いわゆる「0 キロポスト」のようです。へぇ~

やってきました最長普通列車!

さて、発車まであと 13 分となったタイミングで、ついに釧路行きの車両がやってきました! 図らずも写り込んでしまった右側の女性は、確か海外からのお客様だったような記憶があります。
ついに入線完了です(上部が微妙に写っていないのは気にしてはいけません。よくある構図のミスというヤツです)。
車両の側面を見てみると、サイドボードには隷書体で書かれた「釧 路」の文字が。
そして、よーく見てみると……
「日本一長い距離を走る定期普通列車(2429D)」と書かれています。これから乗車する釧路行きは一日一本だけの設定で、滝川から釧路までの 308.4 km を、なんと 8 時間 2 分もかけて走るのです!

ちなみに、「日本一長い距離を走る定期普通列車」と書かれていますが、これは厳密には正しくないという見方もあるみたいです。岡山駅を 16:17 に発車する 371M は、広島駅で 5 分停車する間に列車番号を 3481M に変えて、そのまま新山口まで向かいます(新山口着は 22:02)。岡山から新山口までは山陽本線経由で 315.8 km なので、2429D よりも 7.4 km ほど距離では上回っています。ただ、371M(→ 3481M)の所要時間は 5 時間 45 分なので、これから乗車する 2429D のほうが所要時間では遥かに上回っていることになります。

ボックス席を確保

さて! 何と言ってもこれから 8 時間の旅になりますから、座席選びも妥協するわけにはいきません。というわけで……
進行方向左側(山側)のボックス席を確保しました。今から思えば、なんで山側にしたのだろう……という疑問もあったりしますが、まぁ、その辺は追々と。理由を思い出すかもしれませんし、実は理由なんて無かったのかもしれません。

ふと、窓を見てみると……。あれっ?
そう。滝川行きの 711 系電車では開け放たれていた、二重窓の内側の窓が、この車両ではすでにしっかりと降ろされていたのでした。この辺りの運用は意外と柔軟なんですね。

前の記事続きを読む

www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International

0 件のコメント:

新着記事