森林公園駅(A05)
厚別を発車すると、3 分ほどで次の森林公園に到着します。いかにも「最近増設しました」という雰囲気がプンプンと漂う駅名ですが、開業は 1984 年とのことですから、なんと、もう 30 周年を迎えるのですね……(汗)。駅の東側に「野幌森林公園」があるので、おそらくその辺に由来する命名なのでしょうね。
大麻駅(A06)
日本語には「音読み」と「訓読み」という漢字の読み方があるのですが、ここは訓読みで「おおあさ」とお読みください。ちなみに、「北海道駅名の起源」によると、もともとは明治の頃に入植者がこの地で麻を栽培したことから、昭和 10 年に「大麻」という地名が誕生したのだそうです。駅の開業はそれよりもずっと後で、昭和 41 年(1966 年)のことなのだそうです。
野幌駅(A07)
マリ……じゃなくて大麻から 5 分ほどで、次の野幌に到着です。「のっぽろ」という地名は「原生林」でお馴染み……だと思っていたのですが、どうでしょう?ちなみに、野幌駅の開業は 1889 年だそうです。かつては私鉄の「夕張鉄道」がこの駅から分岐していました。
高砂駅(A08)
野幌駅の次の駅ですが、野幌からわずか 1.3 km しか離れていません。ちなみに次の江別との距離も 1.8 km しかなかったりします。「高砂駅」と言えば、他にも同名の駅がありそうな感じがするのですが、京成線の駅は「京成高砂」なので、純粋な「高砂駅」は他には山陽電鉄にしか無いのだそうです。かつて国鉄高砂線に「高砂駅」があったのですが、1984 年に高砂線とともに廃止されてしまいました。
函館本線の高砂駅は 1986 年に「高砂臨時乗降場」として開設されて、翌年の国鉄分割民営化の際に「高砂駅」に昇格しています。高砂線が先に廃止されていたのが幸運だったのかも知れません。
江別駅(A09)
江別と言えば、札幌のお隣の街で、札幌のベッドタウンとなっている印象があります。函館本線に「江別行き」の列車が多く設定されていることも「ベッドタウン」状態を裏付けていると言えるでしょうか。もしかしたら岩見沢のあたりまで札幌の通勤圏なのかな? と想像したこともあったのですが、今では江別と岩見沢の間にちょっとした壁のようなもの(もちろん目に見えるわけではありません)が存在するような感じがしています。
131M は札幌発滝川行きということで、札幌に向かう通勤需要とは逆向きの列車です。時間も結構早いので、もしかしたらガラガラなんじゃないかなーと思ったのですが、実際には高校生がとても沢山乗車していました。ある意味、北海道の鉄道らしい光景でしたね。
豊幌駅(A10)
江別の次の豊幌駅までは、およそ 6 分ほどかかります。豊幌も江別市内ですが、大麻から江別までの連続した市街地とは離れていて、駅が中心になって小さな街ができている、と言った感じです。開駅は 1956 年ということで、古くもなく新しくも無いですね。妙に独自性のある駅のようです。
幌向駅(A11)
豊幌から次の幌向(ほろむい)までは約 4 分ほどかかります。豊幌とは割と近そうにも見えるのですが、実際は 3.2 km もあるのだとか。幌向は江別と同じく 1882 年の開業なのだそうです。幌向も豊幌と同じく、駅を中心とした独立した街といった感じですね。まるで「シムシティ」で作った街のようです。
上幌向駅(A12)
幌向から 5 分ほどで、次の上幌向です。あっ、先ほどの「幌向」から岩見沢市に入っています。「上幌向」という名前からは、「幌向」という地名が成立したあとに派生した比較的新しい地名のようにも思えるのですが、この駅ができたのは 1907 年のことなのだとか……。
幌向と上幌向の間は 5.9 km ほどありますが、おそらく完全に一直線で、しかも国道 12 号線が真横を走っています(こちらもおそらく完全に一直線)。
ちなみに、131M では進行方向左側の座席に陣取っていたのですが、江別を過ぎてから車窓の景色がコロっと変わりました。人家を見ることがめっきり減って、代わりに畑や川などを目にすることが随分と多くなってきました。北海道らしい景色ですね……。
岩見沢駅(A13)
札幌からそれほど遠くない(各駅停車だと 50 分)にもかかわらず、雪の降り方が半端ではないことで有名な「岩見沢」にやってきました。131M は、岩見沢で特急「オホーツク 1 号」を先行させるために 8 分ほど停車します。ということで、窓の外の景色でも眺めようか……と思っていたのですが、
ありゃりゃりゃ……。見事に結露してしまっていますね。北海道の鉄道車両は、断熱効果を高めるために「二重窓」になっているのですが、この時期(10 月)はまだ内側の窓が開放された状態でした。
二重窓の内側の窓は、このように上がりきった状態でした(わかるかな……?)。
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