弘南鉄道を探せ!
寝台特急「あけぼの」は、秋田・青森県境の矢立峠を越えて、ついに青森県に入りました。碇ヶ関(いかりがせき)に停車した次は、大鰐温泉に停車します。大鰐温泉からは、中央弘前に向かう弘南鉄道大鰐線が出ているのですが……あっ、あんなところに!
電車の存在感とは
大鰐温泉を出ると、十分ほどで次の停車駅となる弘前に到着です。隣のホームにディーゼルカーが停車していました。今となっては懐かしさすら感じられる国鉄時代のカラーリングですね。二つ先の川部駅から海沿いを走る「五能線」のディーゼルカーのようです。
ピントが奥の電車に合ってしまっているのはご愛敬?ということで……。というわけで、気を取り直してもう一枚。
うわっ。なんで(ガラスの向こうの)電車にピントが合ってしまうかなっ……(汗)。
絶妙な発車時間
弘前を出発すると、次の停車駅は……なんと、新青森です! つまり、楽しかった「あけぼの」号の旅も、終わりが近づいているということになりますね……。そして、列車は定刻通りに新青森駅に到着してしまいました。終点の青森駅まで、あと一駅です。
そうそう。発車時間の何が絶妙なのかという話ですが……。「あけぼの」の新青森着が 9:44 で、発車が 9:45 なのですね。ところが、東京駅を 6:32 に発車する東北新幹線の「はやぶさ 1 号」の新青森着が 9:47 なのです。つまり、青森に行くのであれば、「あけぼの」を使うメリットは事実上皆無に近いことになります。
故に、「あけぼの」の運転区間が秋田までに短縮される可能性は高いかもな、と思ったものでした。
そして、新幹線の停車する新青森から青森までは在来線で移動するしか無いのですが、仮に「あけぼの」の到着があと 5 分遅ければ、「はやぶさ」で新青森にやってきたお客さんは、最後の一駅を「あけぼの」で移動することになってしまいます。
「あけぼの」は(基本的には)寝台列車なので、どの席が空いているか判別しづらい構造です。新青森から青森までの客にとっては「えっ、この列車に乗ってもいいの?」という戸惑いを覚えたとしても不思議はありません。なので、わざと始発「はやぶさ」の 3 分前に出発するダイヤにしたんじゃないか……などと考えてしまいます。
次は終点、青森です
気がつけば、上野駅を出発してから 12 時間半が過ぎていました。でも、車内はとても快適だったので、「早く着かないかなぁ」といった感情は皆無でしたね。むしろ名残惜しさでいっぱいでした。終点の青森駅が近づいてきました。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿