「金華」は「かねはな」
国道 242 号線の「金華峠」を越えて、北見市に入りました。この日のスタート地点は北見市常呂町でしたから、ようやく北見市に「戻ってきた」ことになりますね。奔無加川(ぽんむか──)沿いを下りていったところに、北見市留辺蘂町金華(かねはな)の集落があります。JR 石北本線の「金華駅」のあるところですね。
生田原のあたりでは JR と国道が近くを走っていたのですが、生田原から先(南)は、国道が生田原川沿い、JR は距離の短い八重沢沿いのルートを取っていたため、金華で久しぶりに合流したことになります。
「常紋峠」と「タコ部屋労働」
ちなみに、JR 石北本線は生田原と金華の間で「常紋峠」を越えています。常紋峠ルートは金華峠よりも距離が短い代わりに、傾斜の関係でトンネルを掘って抜けないといけないのですが、その常紋トンネルの工事では「タコ部屋労働」が行われていたと言われています。一説によると「人柱が埋められている」とか、あるいは「常紋トンネルには『出る』」であるとか、そういった巷説の多い場所でもあります。トンネルの南側には「常紋信号場」というところがあるので、一度見に行こうか……と思ったりもしたのですが、かなり道路も狭そうな感じだったので、結局パスすることにしました。「殉職者慰霊碑」があるという話を聞いていたのですが、改めて確認するとトンネルからはほど遠い、むしろ金華駅の近くにあったとのことで、信号場まで行っていたら思いっきり空振りだったことになりますね。
留辺蘂に帰ってきました
留辺蘂の街が近くなったところで、国道は右にカーブして石北本線とは一旦お別れです。前方に国道 39 号との交差点が見えてきました。国道 242 号はこの先を左折して、1 km 強の重複区間に入ります。
おっ、北海道北見バスの路線バスが走っていますね。
国道 39 号に合流しました。まっすぐ行くと(おそらく)旧道で、留辺蘂駅のほうに向かうことができます……が、今回は素直に国道を行きます。前方の山(対向車線の案内標識に隠れてしまっていますが)は「紅葉山」と言うそうですが、街を見下ろす絶好の位置にありますね。昔は「インガルシ」と呼ばれたこともあったかも……(未確認ですけどね)。
この先はいつか来た道
国道 242 号との重複区間は、もうすぐ終了です。左折すると浜佐呂間と書いてありますが、これは丸山峠を越えるルートですね。前の日(Day 2)にもこの区間は走っていたことになります。
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