ホロカ信号場
「下トマムトンネル」を抜けると、緩やかなカーブの先に JR の高架が見えてきました。どうやらこれが「ホロカ信号場」のようですね。ちなみに、この「ホロカ信号場」、開設当初は「トマム信号場」だったのだそうです。「石勝高原駅」が「トマム駅」に改称されたタイミングで、あわせて名前を変更したのだとか。ホロカ信号場の手前で、道東道は JR 石勝線の下をくぐります。
ところで、この高架橋なんですが、どう見ても 2 車線+α分しかありません。片側 2 車線道路を通すには、ちょうどこの倍のサイズが必要になると思うのですが……どうするのでしょうね。
国鉄石勝線の開通が 1981 年で、このあたりの道東道の共用開始が 2009 年ですから、石勝線のこの高架が道東自動車道の通過を考慮していた可能性は限りなく低いのだろうな……と思わせます。
暫定 2 車線(将来的に 4 車線への拡幅を考慮した設計)で建設されているのだと思いたいのですが、このあたりは上下線を分離する形で考えているのでしょうか。あるいはもしかして「その時が来たら改めて考える」というオチなんでしょうか……(汗)。
トマムリゾート
随分と、路傍に残る雪の量が増えてきました。左手にはトマムの山容が見えるのですが……
よーく見ると、何やら巨大なタワーが 3 棟(あ、違う。4 棟か)聳えているのが見えます。なるほど、これがトマムリゾートのタワーなんですね。
国鉄石勝線ができるまでは、このあたりは本当に何も無い原野に近かったのだと思いますが、千歳・札幌に直通する大動脈ができたことで、山の中にこんな凄いタワーが建ってしまったのですね。スキーブームに沸いていたバブルの頃と比べると勢いに翳りもあるでしょうけど、一度は行ってみたいなぁと思わせます。
南へは行けないトマム IC
トマムのスキーリゾートを過ぎた後、占冠村と南富良野町の境界に程近いところにトマム IC が設けられています。この立地は割と分かりやすいですね。西に行けばトマムのスキーリゾートがありますし、北に行けば南富良野町の落合のあたりで国道 38 号と合流できます。国道 38 号か道東道のいずれかが通行止めになった場合は、この IC を使って迂回することになりますね。
ちなみに、道東道の南側には国道 274 号線の「日勝峠」が通っていますが、トマム IC から南に向かう道はありません。
トマム IC を過ぎると、程なく南富良野町に入ります。ただ、町内に IC や PA はありません。
次の十勝清水 IC までは約 20 km。狩勝第二トンネルで日高山系の山を抜けると、ようやく「道東」に入ります。
www.bojan.net
Copyright © 1995- Bojan International
0 件のコメント:
コメントを投稿