2014年6月24日火曜日

道東の旅 2013/春 (28) 「大野さんの池」

ぬかるみの世界

「人工雪誕生の地」の目の前にある「大野池」にやってきました。
歩道の脇にロープが張られていたのですが……
辛うじて「えんれい草の保護につき」は読み取れますが、残念ながらその先が解読不能ですね。そして、「大野池」の中にはこんな看板が。
「ぬかるみの世界」ですか……(汗)。

生態系トレイル!

この「大野池」にも、例によって例の如く案内板があるのですが、
今度は「北大 生態系トレイル」と来ましたか……。どれだけトレイルすればいいのでしょう。

大野さんの池

さて、この「大野池」はサクシュコトニ川と一体化しているのですが、「サクシュコトニ川」が明らかにアイヌ語由来なのに対して、「大野池」からはそれっぽい雰囲気が感じられません。案内板に由来が書いてあるので、見ておきましょうか。

 この池はサクシュコトニ川の一画にあたり、整備に尽力された工学部の大野和男教授にちなんで名前が付けられた。
(北大 生態系トレイル「大野池」案内板より引用)
ふーむ。人名由来でしたか。

往時の大野池周辺にはハルニレ(チキサニ)やキハダ(シケㇾペニ)などの高木にヤマブドウ(ハッ)が絡み、エゾニワトコ(オンネチクニ)などの低木類が生えていた。
(北大 生態系トレイル「大野池」案内板より引用)
ところどころにアイヌ語での表記が含まれているのが面白いですね。「シケㇾペニ」は、むしろ「シケㇾペ」のほうが良く耳にする……と思ったのですが、「シケㇾペニ」が「キハダの木」で、「シケㇾペ」は「キハダの実」だったのでした。アイヌにとって重要だったのは「キハダの木」よりも「キハダの実」だったのだな、と妙なことを再確認したり……。

案内板の一番下には、こんな文章が添えられていました。

■ キャンパス内の草花を傷つけたり持ち帰ったりせずに、その場で観察を楽しんで下さい。
■ 野鳥が自立した生活をおくれるよう、距離と節度をもって見守りましょう。
(北大 生態系トレイル「大野池」案内板より引用)
全く以てごもっともですね。

続・ぬかるみの世界

さて、大野さんが整備に尽力した「大野池」の流入河川かつ流出河川でもあるサクシュコトニ川を見ておきましょうか。
これまた警告板が建てられています。
確かに、見るからにヤチっぽいですから、足を踏み入れると大変なことになりそうな雰囲気ですね。泥まみれになる可能性も高そうです。

事実上の……

大野池の前にはこんな看板もありました。
「池周辺での火気を使用する飲食はご遠慮下さい」とあります。火気を使用する飲食、つまり、事実上のジンギスカン禁止令ですね(笑)。

一時停止

イチョウ並木の道(北13条と繋がっている)との交差点が見えてきました。車も自転車も一時停止しましょう。

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