渋滞の名所「千代原口」
京都から西国に向かう国道 9 号線は、事実上ほかに代替ルートが無いこともあって、割と……いや、かなり混雑する道です。中でも千代原口の交差点は、国道と南北に走る主要道路の交差点とあって、長年の間「渋滞の名所」として知られてきました。そのため、千代原口の交差点を立体交差にする計画が、かなり前から存在していたのですが……
おっ、ついに「千代原口トンネル」が完成したようですね!
「千代原口トンネル」猛プッシュ!
行く先々の交通情報でも……おっ、今度は何でしょう?
ああ、またですか。よっぽど二輪車の通行を阻止したいのですね。京都は学生が多く、西京にも大学があるので、どうしてもトンネルに二輪車は入れたくない……ということのようですね。
どうやらトンネルは完成した(2013 年 2 月 23 日に開通とのこと)ようですが、工事自体はまだ継続中みたいですね。
古墳と天皇陵と平安時代
そろそろトンネルが近づいてきました。高架橋ではなくトンネルにしたのは、景観面を配慮して……なんでしょうか。それほど景観に拘る場所でも無いような気もするのですが、ちょっと謎です。ちなみにここの交差点は「天皇の杜古墳前」なのだとか。少なからぬ数の古墳が天皇陵に比定されていることは理解していますが、さすがに平安時代には巨大な墳墓の造営は行われてなかったような気もするので、少々謎な組み合わせですね。
これは一人の人間にとっては小さなトンネルだが、人類にとっては偉大なトンネルである
では、トンネルの中に入ってみましょう。片側 1 車線で、中央に柱のあるトンネルです。銀座のあたりの首都高のようですね。なるほど、路肩にスペースが殆ど無いので、二輪車が通行禁止になるのも頷けます。こちらも開通してまだ二ヶ月というだけあって、トンネルの中はまだまだ綺麗ですね。
出口が見えてきました。トンネルの長さは 490m とのこと。決して長大なトンネルではありません。
ただ、事業化が決定したのが 1999 年ですから、14 年かけてやっとここまで漕ぎ着けた、とは言えそうです。Wikipedia の「千代原口トンネル」の項によると、このトンネルが整備されたことによって、「トンネルの開通後千代原口交差点付近の平均走行速度が2倍以上に改善され、朝夕の渋滞も解消された」としているので、一定の効果は得られたようです。
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