2014年5月11日日曜日

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会津鉄道の旅(その7)

 

「塔のへつり」駅を出発した快速「AIZU マウントエクスプレス号」は、次の湯野上温泉駅に向かって走ります。二駅連続で停車するのは、会津鉄道の線内ではこれが唯一の例です。
窓の外を見ていると……おおっ! 3 月の末ですが、まだほんの僅かに雪が残っていました。

日本で唯一の駅舎

次に停車する湯野上温泉駅は、特徴のある駅舎が見所です……とアテンダントさんの案内がありました。どれどれ……と思って見てみたのですが、え……(汗)。これのどこが見所なんだろう……?
何のことは無い、反対側のホームにある駅本屋が見所だったのでした。
茅葺き屋根の駅舎は「日本で唯一」とのこと。へぇ……と思ったのですが、茅葺き屋根になったのは JR 東日本から会津鉄道に移管された後だそうです。作りもの……と言ってしまえばそれまでなのですが、沿線の風景を趣あるものにしようとする取り組みは良いんじゃないかなぁと思ったりします。

阿賀川の渓谷

湯野上温泉駅を過ぎると、列車は再び阿賀川を渡ります。このあたりの阿賀川は鋭い渓谷を形成していて、しかもこの先にはダムもあるため、会津線の線路は川沿いのルートを取ることができず、やむなくいくつものトンネルをくぐって抜けてゆきます。

鉄道なのに「ばす」

二つの駅を通過した後、芦ノ牧温泉駅に到着しました。
芦ノ牧温泉は会津鉄道会津線と同じく阿賀川のそばにあるのですが、「芦ノ牧温泉駅」は芦ノ牧温泉から随分と(4 km ほど?)下流に位置しています。ここは元々「上三寄駅」という名前だったものを、温泉への玄関口にしようということで現在の駅名に改称した、ということのようです。

ちなみに、この芦ノ牧温泉口、猫の名誉駅長がいるのだそうです。よりによって「ばす」という名前なのだとか。鉄道の駅なのに……。あ、これは駅舎ではありません。駅の近くで見かけた建物です。
芦ノ牧温泉駅のあたりは会津盆地の南端とも言えるところで、川沿いの平地には田畑が広がるようになってきました。終点の会津若松までは、あともう少しです。

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