乗船手続き完了!
利尻島鴛泊から稚内へ向かうべく、乗船手続きを行います。外見は思いっきりプレハブですが、中はご覧の通り、なかなか綺麗です。
予約はもちろん、すでにクレジットカードで支払いも済ませているので、乗船手続きは車検証で車両の長さをチェックするくらいです。というわけで、一瞬で終わりました。
プレハブである理由は
鴛泊港フェリーターミナルがプレハブ造りなのは、新ターミナルが完成するまでの一時的なものだから、です。供用開始は平成 26 年 4 月と言いますから、現時点でも未完成なのでしょうね。なるほど、バリアフリー化と悪天候時の安全な乗船を可能とするために、ボーディングブリッジを設けるのですね。特にお年寄りや身体の具合の悪い人にとっては助かる話です。
意地の張り合い!?
「仮ターミナル」とは言え、利尻島の玄関口であることには違いは無いので、立派な観光案内図も用意されています。面白いのが「利尻富士町」とあることで……。確かに鴛泊は利尻富士町なのですが、利尻島の 4 割強を占める「利尻町」の文字が含まれていないところに、お互いの意地が透けて見えるようで興味深いです。蟻の穴から……
「利尻島」と言えば「利尻富士」ということで、登山情報なども掲示されているのですが……これはちょっと惜しい感じが(笑)。
ちなみに、スットクもといストックにゴムキャップをつけるのは、地面をストックで損傷することの無いように、ということだったと思います。地面をストックで突いてしまうと、地面に穴が空いたりひび割れたりしてしまって、そこに雨水が流れ込んでしまうと、水の浸食作用でやがては崩れてしまいます。
「ほんの一突きで何を大げさな……」という感想を持たれるかもしれませんが、これこそリアルに「蟻の穴から堤も崩れる」なのですね。利尻登山を試みる人は少なくないので、たかがストックでも馬鹿にならない、という話のようです。
利尻島は他の陸地と繋がっていない期間が比較的長いらしく、お隣の礼文島と同様に動植物に固有種や希少種が多いようです。今では毎日のようにフェリーで人が往来しているので、固有種にとっては外来種との生存競争に巻き込まれることになってしまいますね。貴重な自然は愛でるだけにしたいものです。
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