2013年12月2日月曜日

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利尻・礼文の旅 2012/夏 (151) 「山火事を、防いで緑の国づくり」

 

詮無き話

利尻島の「姫沼木道」を、時計回りに散策した際の話題です。何やら樹木に名札のようなものがつけられているのですが……
ふむふむ。「センノキ」とありますね。

栓の木……?

「センノキ」とはどんな樹木なのでしょう。気になりますよね。というわけで Wikipedia から。

ハリギリ(針桐、学名:Kalopanax septemlobus)は、ウコギ科の落葉高木で広葉樹。幹は直立し、高さ10-20m、大きいものは30mになる。別名、センノキ(栓の木)、ミヤコダラテングウチワヤマギリなどがある。
(Wikipedia 日本語版「ハリギリ」より引用)
なるほど。「栓の木」ですか。でも、一体どういった意味なんでしょうね。

日本全土(特には北海道)・朝鮮半島・中国の山地に分布する。若木は枝や樹幹にとげがあるが、老木になるに従い鋭さを失い瘤になる。幹の樹皮に深く縦に入った筋(裂け目)がこの樹木を特徴づける。
(Wikipedia 日本語版「ハリギリ」より引用)
これを見た感じでは、温帯よりも亜寒帯に多そうな種のようですね。

肥えた土地に自生するので、開拓時代はこの木が農地開墾の適地の目印であった。その為、北海道には大きな木が多く、明治末には下駄材として本州に出荷された。現在でも国内産の栓の9割は北海道産である。
(Wikipedia 日本語版「ハリギリ」より引用)
おお、これはいい話を聞きました。土地が肥沃であるか、あるいは痩せているかのバロメーターとなるのですね。

木材としては「栓(せん)」と呼ばれる。
(Wikipedia 日本語版「ハリギリ」より引用)
なるほど、それで「栓の木」なんですね。ただ、木栓(木製の栓)として用いられたわけでは無さそうです。ちょっと紛らわしいですね……。

木肌が深く裂け、黒ずんだ褐色の色をしている木から取れる「オニセン(鬼栓)」と、木肌がなめらかな木から取れる「ヌカセン(糠栓)」に分かれる。鬼栓は加工には向かず、沈木に用いられる。一方、糠栓の材は軽く軟らかく加工がし易い為、建築、家具、楽器(エレキギター材や和太鼓材)、仏壇、下駄、賽銭箱に広く使われる。耐朽性はやや低い。環孔材で肌目は粗いが板目面の光沢と年輪が美しく海外でも人気がある。色は白く、ホワイトアッシュに似る。
(Wikipedia 日本語版「ハリギリ」より引用)
へぇ~。太鼓やギターの原材料にもなるんですね。そして仏像や下駄や賽銭箱にも。まるでユーティリティープレーヤーのような……。

ケヤキに似た木目を持つことから欅の代用品としても使用される。この場合は着色した上で新欅・欅調と表記されることもある。
(Wikipedia 日本語版「ハリギリ」より引用)
むむっ。昨今の風潮だと「新欅」や「欅調」という表記が今後許されるのかどうかは……。

ポン!

では、先へと歩いていきましょう。……おや? 木道が分岐していますね。
左に曲がると「ポン山姫沼探勝路」に行けるそうです。「ポン」とはアイヌ語で「小さな」という意味ですから、「ポン山」は「小山」ということになりますね。

山火事を防いで緑の国づくり

「山火事注意」という看板なのですが……
「山火事を・防いで緑の・国づくり」。ほぼ五・七・五調ですね(笑)。

何か、風呂のようなものが見えますが、一体これは何なのでしょう。ご覧の通り、ここは池の畔ですから、防火水槽も必要なさそうな感じがしますし……。

待避所!?

さて。木道の手前にこんな案内があったのはご記憶でしょうか。
木道の幅は 75 cm しか無いよ、という話だったのですが……あっ!
急に幅が狭くなりました。確かに 75 cm しか無さそうな感じです。これだと車椅子の人はすれ違いも難しそうに思えますが……
ちゃんとすれ違い用の場所が用意されていました。さすがですね。

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