2013年3月28日木曜日

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ラスベガスの旅 2011/夏 #71 「Si vis pacem, para bellum」

 

1970 年代……?

ネバダでの核実験とラスベガスの歴史を時系列で追っている Building Atomic Vegas を見ています。1950s、1960s と見てきて次は 1970s なのですが……
あれ? なにやら展示の雰囲気がコロっと変わりましたね。どうしたことでしょう。
1970 年代というか、厳密には 1969 年のことですが、アメリカはアポロ 11 号で人類を月面に送り込むことに成功しました。これは米ソの威信をかけた対決において、アメリカが久々に完全勝利を収めたことも意味していました。

核実験はアメリカが先行しましたが、その後、人工衛星の打ち上げと有人宇宙飛行では、完全にソ連の後塵を拝していたのでした。

そして、ちと奥のほうにはこんな「着せ替えコーナー」まで。

モハーベの子どもたち

さて、また雰囲気はガラッと変わりまして……
絵です(見ればわかる)。この絵は Mojave Children と題されています。Mojave は「モハーベ砂漠」のことですね。実は、この Mojave Children には「詩」も添えられていました。長くなるので省略しますが……。

Si vis pacem, para bellum

続いてはこちら。何やらたくさんの紙がはり付けてありますが……
たとえば、こんな感じです。
これはユタ州の小学生くらいの子ですね。実験に使われたマネキンの姿に衝撃を受けたようです。

続いては……
ブラジル国旗はカラーリングが独特なので、こういったアピールをする時には便利ですね……。

全体的に、平和を希求するメッセージが多く寄せられていたのですが、中にはこんなものもありました。
これ、ポルトガル語では無く「ラテン語」です。Si vis pacem, para bellum は、日本語にすると「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」となります。いやはや、これは見事ですね。こういった警句がさらっと出せるような人間になりたいものです……。

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