2012年12月17日月曜日

道東の旅 2011/春 (185) 「平取にあった 4 つの駅」

屋外展示見学記

えー、というわけで北海道は沙流郡平取町振内町にある「振内鉄道記念館」の話題を続けます。いや、「──記念館」の中には入れなかったので(休館日?でした)、屋外の展示?を見て回っただけなんですが。

旧客と駅名標

まず目に飛び込んできたのが、こちらの旧客(旧型客車)です。
そして、手前のプラットフォームに並べられた駅名標の数々。
「幌毛志」駅があったのですね。「富内」(旧・穂別町)と、ここ「振内」の間にあったようです。
もちろん「振内」駅もあります。この「振内鉄道記念館」自体が嘗ての「振内」駅の跡……の筈。
「振内」と「岩知志」の間には、意外なことに「仁世宇」という駅があったようです。仁世宇川は沙流川の支流で、幌去橋のあたりから分かれている(アイヌ的な表現)のですが、古くは鉱業で大いに栄えた時期もあったそうです。今は釣り堀のあるお店がいちぶで有名?ですが……。

ちなみに、旧・富内線は幌去橋よりかなり南側を通過していました。国道 237 号線から豊糠行きの道道(638 号)を少し東に行ったあたりにあったみたいですね。「瑞穂」という名前だと他の駅とかぶるから、お隣の「仁世宇」の名前を借りた……ようなことが Wikipedia に書いてありました。
そして「岩知志」駅があった……と言うのですが、岩知志も広いですからねぇ。岩知志の中でも、竜門橋に近い、北のほうにあったようです。

というわけで、平取町は、本町や二風谷のあたりは国鉄とは全く縁が無かったのに、意外や意外、幌毛志から先に 4 つも駅があったのでした。

この黒い物体は……?

そして、二両の旧型客車の向こうには……
何やら黒い物体が……。違うアングルから見てみましょう。
はい。D51 型蒸気機関車ですね。それはそうと、この看板は一体何なんでしょう。とても謎めいた感じがするのですが……。

D51-23 の謎?

もう少し前のほうが見えるアングルからもう一枚。
んー、雨風に曝された感が強いですねぇ。少し残念な感じがします。それはそうと、ちょっと驚かされるのが……
こちらです。この D51、どうやら個人の方?から寄贈を受けたようなのです。まぁ、保管するにも土地が必要でしょうから、土地を無償で提供してくれるなら……なんて話があったのかな、と想像したりします。

ただ、この D51、なんか引っかかるんですよね……。直感ですが、何か曰くありげに見えます。この辺は明日以降にでも追々と……(ぉぃぉぃ)

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