2012年10月4日木曜日

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道東の旅 2011/春 (138) 「アイヌ語地名の驚きの実態」

 

「落石」は読みに注意!

根室市は落石にやってきました。くどいですが「落石」と書いて「おちいし」と読みます。
前方に、小高い丘のような地形が見えます。海岸部に良くある、吹きだまりが山になってしまったような地形です。

そこに丘があったので

道があったので、登ってみました。
ご覧の通り、未舗装のダート路です。スロープを登りきると……
大変残念なことに、この先は「立ち入り禁止」のようです。

アイヌ語地名の……

さて、アイヌ語地名の話は週末にまとめてお届けしていますが、ちょっとだけ先走って……。この「落石」はアイヌ語の ok-chis が由来であると考えられています。「うなじ・中くぼみ」といった意味なのだとか。うつぶせになった人のうなじを想像してみて下さい。

この先が「立ち入り禁止」になったので、引き返すしかありません。丘の上から落石の集落を見てみると……
そうです! この景色はまさしく「後頭部に立って背中を見た図」そのものではありませんか! うなじの窪んだ部分に、落石の集落は形成されていたのです。

落石漁港

うつぶせになった人の「左肩」のあたり(つまり、向かって右側)を見てみましょう。
方位では東側になるのですが、漁港が整備されています。

海に伏す人

今更ですが、地図を見てみましょうか。


えー、つまり南向きにうつぶせになっている、ということになりますね。

とりあえず……

とりあえず、落石の集落に戻りましょう。
舗装が復活したあたりで、漁港の南側の海を。
まるで段丘のような、同じような高さの丘が続きます。

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