まずは署名から
というわけで「望郷の家」の一階部分に降りてきました。らせん状のスロープの中心部にあったのは……。「返還要求運動のご署名をお願いいたします」と書かれた「署名台」でした。
望郷の家・建設の主旨
「望郷の家・建設の主旨」と題された掲示を見かけました。ふむふむ、引揚者団体(千島・歯舞諸島居住者連盟)によって建設された建物だったんですね。それにしても「望郷の家」というのは良くできたネーミングです。字を変えたら「防共の家」ですからね。……考えすぎですかね。
休憩室
「休憩室」もあります。資料室
そして「資料室」という部屋もありました。タイル敷きで、ちょっと寒そうな感じも受けますが……。中には……段ボールの山が。
もしかしてこれが「資料」の山だったりするのでしょうか。
日本学校跡
「資料室」の壁には、何枚か写真が飾られているのですが、たとえば……この「日本学校跡(択捉島)」という風景、別に廃校は択捉島に限らず国内各所で見られる光景なのですが、何だか切ないですね……。
ロシアの礼拝堂
その一方で、こんな写真もあります。「ロシアの礼拝堂(水晶島)」とあります。水晶島は一面真っ平らな島で、納沙布岬から肉眼でも辛うじて見える島なのですが、一ヶ所だけポコっと盛り上がって見えるところがあるんですよね。それがもしかしてこの礼拝堂だったりして……。
オートレース??
……というわけで、「望郷の家」を後にします。おや? 建物の柱に何やらプレートが……。
これはいったい何でしょう? ちょっと寄ってみましょうか。
むぅ。「オートレース補助施設」とありました。「平和の塔」が「ボートレース(競艇)」で「望郷の家」が「オートレース」ですか。いろいろとあるんですねぇ……。
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