択捉島紗那村の郵便局
根室市は納沙布岬にある「望郷の家」には、2 階から 1 階へ降りるスロープがあって、そこにも色々と展示されているのですが、なかなか興味深いものが多く……。まずはこちらから。「択捉島紗那村の郵便局」とあります。下はカラーなので、もしかしたら最近の写真なのでしょうか。
現在の国後島の様子
続いては「現在の国後島の様子」です。「現在」とのことですが、どれくらい「現在」なのでしょうか。左に停まっている車はなんかいい感じですね。
現在の色丹島の様子
「現在の色丹島の様子」もあります。Wikipedia によると、2006 年の色丹島の人口は 925 人とのこと。このパノラマ写真を見た限りではそれなりに栄えているようですね。個々の建物を見るとそうでも無いのかもしれませんが……。日本のマスコミが北方四島の現地取材を行うことはあまり無い筈なので、なかなかリアルな四島の現在の姿を識ることは難しいですね。
納沙布岬より歯舞群島を望む
「納沙布岬より歯舞群島を望む」と題した写真もあります。いやー、これはとても良く撮れた写真ですね。少し高いところ(平和の塔かな?)から俯瞰しているので、萌茂尻島や水晶島(だと思うのですが)がとても近く見えます。
北方領土より小さな都府県が……
さて、続けましょう。この主張は「北海道立 北方四島交流センター」でも見た記憶がありますね。「隠岐島(244km2)より広い」とありますが、これは「隠岐諸島」を構成する島嶼の中でもっとも大きい「島後」のことですね。こういった記載は正確にするべきかと……。そして「北方領土より小さな都府県が18もあります」というのはいいですね(笑)。大阪や奈良は言うに及ばずなのかもしれませんが、和歌山や富山が北方四島より狭いというのはちと驚きです。
国後島は色丹島よりも近い
もう一つ、似たようなネタを。択捉や国後が大きい、というのはよーく分かったのですが、「距離」という概念はちょっと目新しいですね。島全体が灯台になっている「貝殻島」までは僅か 3.7 km、その先の「水晶島」まででも 7.0 km しかありません。
あと、これも一種のレトリック的で面白いのですが、納沙布岬から色丹島までが 73.3 km、そして納沙布岬から国後島までは 37.4 km しかありません。地図を見れば一目瞭然なのですが、色丹よりも国後の方が圧倒的に近いんですよね。意外と忘れがちな事実です。
安藤さん
ここでも「北方領土返還運動の父」安藤石典さんの紹介がありました。スリル満点のクルージング?
最後にご紹介するのがこちら。「北方領土を間近に望むクルージング!!」なるものがあるそうです。期間は毎年 11/1~4/30 の冬季限定、お値段は 2 時間のクルージングで大人 3,000 円(小中学生 2,000 円)なのだとか。お問い合わせは「歯舞漁業協同組合」までとのこと。
うん、とっても興味深いものですが、発砲されたり拿捕されたりしないのか、ほんの少し懸念もありますね(汗)。
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