2012年7月26日木曜日

道東の旅 2011/春 (95) 「戦前の四島の《くらし》」

エトピリカ

「エトピリカ」というのは鳥の名前で、世界的には結構な数が見られる鳥らしいのですが、日本では随分と目撃数が少なくなっているようで、日本国内から消え失せてしまう可能性もあるのだそうです。それはさておき……「エトピリカ文庫」なる部屋がありました。
はい。ご覧の通り、ごくごく一般的な開架書庫です。手前に何やら置いてありますね。
ということで、ここの書物一式は寄付されたものなのだとか。どんな本があるかと言えば……
む、むぅ(笑)。「マンガ 世界屈指の石油会社ユコス」とか、なかなか濃いネタが揃っていますね。

北海道人(三重県出身)

しかしながら、こんな渋い?ものもあります。
はい。われらが「北海道人」(三重県出身)、松浦武四郎さんの「蝦夷日誌」の現代語訳(だと思う)です。

戦前の四島の《くらし》

続いては……「戦前の四島の《くらし》」という展示です。一瞬、「なんで戦前?」という馬鹿げた疑問を持ってしまいましたが……(恥)。
こちらは常設の展示らしく、とても落ち着いて見ることができます。……誰もいませんが、これは閉館間近だから……と信じたいです。
コラージュを多用した展示が目を惹きます。ちなみに「メナシ」はアイヌ語で「東」という意味……の筈です。

四島の返還に拘る理由は……

日本政府は「北方四島は日本固有の領土」という見解を堅持していて、このように啓蒙活動にも余念が無い(効果はさておき)のですが、ある意味では北海道の大地すら持て余し気味(過疎化の進行が著しい、という意味で)の日本が四島の返還に拘る理由は、ずばり「水産資源」だということが良く解ります。
極端な話、四島周辺の漁業権をロシアと折半するだけでも万々歳……という人も少なくないのでは無いでしょうか。そんな風にすら思えてしまいます。

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