2012年4月22日日曜日

泰緬鉄道乗車記 (2) 「チケット購入」

バンコク日帰りは一日一往復

現在の「泰緬鉄道」は一日に三往復のみの運転で(これとは別に、土日のみ運転される臨時列車もあるようですが)、うち一往復はノンプラドックとナムトクの間の区間運転で、バンコクのトンブリー駅とナムトク駅を結ぶ列車は、一日二往復しかありません。

257 列車は朝の 7:50 にトンブリーを発車して、ナムトクに 12:35 に到着します。折り返しナムトク 12:55 発でトンブリーには 17:40 に到着するというダイヤです。バンコクから日帰りで泰緬鉄道を乗りつぶすには、実はこの一往復しか選択肢がありません。

次の 259 列車はトンブリーを 13:55 に出発でナムトクには 18:30 着のため、戻る列車が無いのです。

というわけなので、7:50 までにトンブリー駅に行かないといけません。なので、この日はいつになく早く起きて朝ご飯を食べて(消化の良さそうなものをごく少量のみ)、7 時すぎにタクシーを拾ったのでした。その後の顛末は昨日の記事の通りです。

トンブリー駅周辺は再開発中

トンブリー駅は、チャオプラヤ川を渡った先にあります。どうでもいいことですが、昔は「メナム川」と呼んでたんですよね。これは和訳すると「川・川」になるという、ありがちな誤訳だったので、今では「チャオプラヤ川」と呼ばれるようになっています。
チャオプラヤ川を渡る大きな橋から、トンブリー駅のあるあたりを見てみます。高層ビルが建ち並んでいるのがわかります。どうやらトンブリー駅のあたりでも「再開発」が進んでいるらしく、現在は、本来の場所から少し西に移ったところに「仮駅」をつくって、そこで営業しているようです。

トンブリー駅

タクシーは 7:30 頃にトンブリー駅に到着。早すぎず遅すぎず、的確なタイミングでの到着です(自画自賛)。
バンコクのタクシーは初乗り 35 バーツ(日本円にして 100 円程度)ですが、ホテルからトンブリー駅までは 105 バーツほどでした(本来、チップなどは不要なのですが、お礼の意味も込めて 20 バーツほど渡してきました)。

切符を購入

"TICKETS" と書かれた窓口があるので、そこに向かいます。
窓口のお姉さんに英語で話しかけます。

「ナムトクまで行きたいんだけど」
「100 バーツ」
「一等車はある?」
「三等車だけ」

というわけで、悩む余地も無く切符を購入したのでした。
ちなみに、「100 バーツ」というのは「外国人価格」らしいです。外国人がカンチャナブリー駅を含む経路を乗車する場合は一律で 100 バーツ(280 円くらい?)になるのだとか。「地球の歩き方」によると、トンブリーからナムトクまでは 194 km で、三等だと本来は 41 バーツ(約 120 円)なのだそうです。

チケットの裏面には、いろいろと但し書きが書いてあります。
傑作なのが、"ANIMALS OR STRONG SMELL FOOD/FRUITS ARE NOT ALLOWED IN AIR-CONDITIONED COACHES" でしょうか(笑)。「臭うものはエアコン完備の車両に持ち込んじゃダメだよ」ということですね。

車両入線

ほどなく、7:50 発ナムトク行きの車両が推進運転でやってきました。
手前にアングロサクソンの老紳士の姿が見えます。この人もわざわざ「泰緬鉄道」に乗りに来たっぽい雰囲気です。

駅前はしなびた雰囲気

トンブリー仮駅の前には市場が広がります。
なーんか、向こう側に見える高層ビルと目の前の市場の姿が違いすぎて面白いですね。そして駅前には犬の姿も。

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