2012年1月4日水曜日

隠岐ジオパークの旅 (101) 「『鴻業』とは何か」

「阯」は「阯」であって「趾」に非ず

別府港(西ノ島町)にほど近い「黒木御所阯」にやってきました。それにしても「址」や「趾」ではなくて「阯」なのはどうしてなのでしょう……。
横になにやら書いてありますね。拡大してみると……
おお、「入苑料」は無料みたいです。はい。お気軽に入らせていただきます。そして資料館は「有料」ですか……。有料なのは判るのですが、一体おいくらなのか、謎は広がります。

……と思ったら、いきなり切符売り場がありました。
しかぁし!
残念なことに「本日休館日」の文字が。そして大人は 300 円のようなのですが、上の文字、明らかに「入苑料」の「苑」の字を削った跡が……。入苑料は無料だった筈なのに、これはどうしたことでしょうか。

日本の「三大鴻業」

というわけで、残念ながら「碧風館」は休館日?らしく中を見ることができませんでした。ん、またしても隣になにやら……
拡大しておきましょうか。
ふむふむ。「三大鴻業」という言葉は初めて聞きました。「三大鴻業」と言えば、「鴻池組」と「鴻野淳基」と……(違)。

「鴻業」の正体

おおっと。広辞苑さんにエントリが見つかりました。一体「鴻業」とは何なのか、期待は高まります!
……ゲフっ(失礼)。なるほど。随分と一般的な単語だったのですねぇ……。

で、案の定「三大鴻業」という概念はググっても見つからないのですが、この「建武の中興」と、おそらくは「明治維新」(あるいは「王政復古」)と、あと一つがわかりません……と書こうとしたところで、「そうか『大化の改新』があったな」と気がつきました。これで合ってるのかなー。どうでしょう?

これで三つ目が「墾田永年私財法」とかだったら笑えるのですが。

振り返れば、遙か遠く……

「碧風館」の前で振り返れば、遙か遠く……じゃなくてちょっとだけ遠くに「別府港」が見えます。
後鳥羽上皇の行在所とは違って、ここは随分とウォーターフロント(まだ死語じゃないですよね?)に位置していることがわかりますね。

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