2011年7月11日月曜日

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北海道・東北の旅 2010/夏 (146) 「三厩(みんまや)と義経伝説」

 

「三航北国日誌」第 146 回です。さぁー 200 回を超える日は来るか!(←

三厩(みんまや)

さて、三厩(みんまや)にやってきました。JR 津軽線の終点「三厩駅」があるところですね。
残念ながら、あまり時間が無いので三厩駅はスルーパス。写真で見る限りはなかなか味わい深い駅っぽいので、また時間をつくってじっくり見てみたいですね……。
左に曲がれば三厩駅ですが、このまままっすぐ竜飛岬を目指します。

郵便局の前を通ります。やたらと「龍飛」(あ、旧字体ですね)を強調した看板が目を惹きますね。
国道は直進のようですが、竜飛岬は右折のようなので、ここで右折します。

義経寺!

すると見えてきたのが……、おお!
今度は「義経神社」ならぬ「義経寺」です! 「義仲寺」だったらよーく知っているのですが、これは紛うことなく「義経寺」のようです。
「源義経龍神塔」と読めます。ちなみに右側にちょこんと見える石塔には「静御前龍神塔」と。寺だか神社だか良く判らなくなりますが、ぶっちゃけどっちでもいいのでしょうね、きっと。

紫陽花

このあたりはちょっとした公園になっていて、
あじさいが美しいです。このあたりでは 8 月があじさいのシーズンなんでしょうか……?

三厩村名 発祥之地

そして、こんな石碑も。
「三厩村名 発祥之地」とありますね。はてさて、一体どんな由来があるのでしょう。

郷土書などによると、名称は、義経伝説に由来するとも言われる。
(Wikipedia 日本語版「三厩村」より引用)
ふむ、そうですか。……これだと詳細は良く判りませんが、想像するに「義経と弁慶とあと一人(誰だ?)がここに馬を繋いで、ここから船で蝦夷地に逃れた」とかいった伝承ではないでしょうか。

義経伝説自体はフィクションであると考えられるので、これは一種の「地名説話」の域を出ないような気もします。金田一京助さんや山田秀三さんの見立てに依れば、このあたりにもアイヌ語に起源を持つと思われる地名は少なくないようなので、「みんまや」もアイヌ語起源である可能性もゼロではないのですが、音の感じからはあまりアイヌ語っぽく無いような気もします。今後の課題ですね。

石川さゆりが私を呼んでいる!(←

そんなことを考えながら、海沿いの道を竜飛岬に向けて急ぎます。

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