「プリンセスホテル」というホテルもありましたが
京都駅八条口から女坂……いや、京都女子大学前を結んでいる「プリンセスライン」というバスがあります。こんな感じで、平日・土曜休日を問わず、結構頻繁に運行されているようです。バスの見た目もご覧のような派手なもので、
車体にはデカデカと「Princess Line」の文字が。
実は誰でも乗車できます
名前と行き先から想像すると、京女の学生の通学のために運行されているスクールバスのように思えるのですが、ということでして、実は誰でも乗車できるのだそうです。私はさすがに照れくさくて……いや、あの辺りにバスで行く用が無いので、未だに乗ったことは無いのですが。
京都駅から東山七条に向かうバスと言えば、206 系統と 208 系統の筈ですが、206 系統は東山七条から北上して、清水寺や祇園に向かうバスなんですね。東山五条には「西大谷」こと「大谷祖廟」があるので、時期によってはバスがめちゃくちゃ混雑したり、酷い渋滞に巻き込まれたりします。208 系統はマイナーな路線なので、本数があまり多くありません。
そういった意味で、比較的観光客の少ない八条口から京女行きのバスを運行するというのは、理にも適っていますし、おそらくは成功しているんじゃないかなぁ、と思わせます。そう思わせる傍証は他にもありまして……
世の中、うまく行ったものには「二番煎じ」が出てくるものです。「光華女子学園」向けの Flower Line なるものもあるそうです。
赤い数字、だから赤字(←
さてさて。これら「女子大系路線バス」の隣には、「京都市バス」のバス停があります。こちらは昔ながらの伝統的なデザインのままなのですが、運行本数もご覧の通りで、「プリンセスライン」と比べても明らかに少ないです。「19」「78」というのが系統番号なのですが、それとは別に右下に「262」「249」という、謎の赤い数字が書かれています。これは一体何でしょう?
……。営業係数でした。orz つまり、100 円の収入を得るために必要な経費を示しているのですね。100 を下回れば黒字、100 を上回れば赤字です。だから「赤い数字」だったのか……?
モータリゼーションの普及と今後の公共交通のあり方
ということで、100 円の利益を出すためには 249 円の経費がかかるという「78 号系統」に乗車してみました。確かに、これじゃあちょっと利益を出すのは容易では無さそうですね。
京都市交通局の名誉のために書き添えておきますと、このあと、およそ 10 名ほどの乗客がありました。1 時間に 1 本程度の運行ではありますが、地元の方(特に、いわゆる「交通弱者」の方々)には大切な生活路線のようです。
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