三菱大夕張鉄道 車輌保存地
シューパロ湖にて消えゆく「三弦橋」を眺めた後は、夕張の街に向かいます。ここからしばらくは以前にも来たことのある道ですので、安心して進めます。というわけで、以前に来た時はスルーしたのですが(その時は泊地が「函館」だったので時間に余裕が無かった)、今回は泊地が小樽ということもあって時間もあるので、ちらっと眺めて見ることにしました。
「三菱大夕張鉄道 車輌保存地」とあります。「三菱大夕張鉄道保存会」という会の方々による保存活動、でしょうか。下手に自治体に任せるよりも、こういった組織を立ち上げたほうが何事もうまくいきそうな気がしますね。気がするだけかも知れませんが(資金繰りとか大変でしょうし)。
力強い素敵な字
ここは「南大夕張駅」跡らしいのですが、客車が数輌と、貨車、そして除雪車が保存されています。それにしても、この駅名標の文字、とても力強い素敵な字ですね。
オールブラック
先頭の除雪車は、なかなかいかつい外見をしていますね(除雪車ですから当然なんですけど)。国鉄だと、この手の車輌は真っ赤っかに塗られているケースが大半だと思うのですが、こちらは「炭鉱の街」にぴったりな真っ黒なカラーリングです。雨ざらしであるにも拘わらず、黒光りした姿を保っているということは、適宜再塗装の作業が行われているということでしょうか。頭が下がりますねー。
張り紙に注目
このように、きちんとプラットホームも残されているので、雰囲気は「停車中の列車」そのものです。意外と「ホームごと保存」という例は無いような気がします。で、客車の中に入れるのか? という話ですが……。なにやら張り紙がしてありますね。
もう少し、寄ってみましょう。
なるほど……。では、整備が終わるのを待たせて頂くしかありませんね。それにしても、駅名標の力強い毛筆とは打って変わって、こちらは微笑ましいですね(笑)。
巡る~、巡る季節の中で~
さて、この車輌を見ていて面白い発見をしたのですが、そう、車輌の定員が季節によって違うのですね。一瞬「冬場は厚着をする人が多いからか」と思ったりもしたのですが、これ、もしかしたら冬場は車内にストーブを置いたから、かもしれませんね。
終了!
では、「南大夕張駅跡」を後にして、清水沢に移動しましょう。www.bojan.net
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