2011年3月18日金曜日

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北海道・東北の旅 2010/夏 (78) 「今日も悲別で(←)」

 

「三航北国日誌」第 78 回です。できることから、こつこつと。

昨日は悲別で、

はい、今日も悲別で(←)。「悲別駅」こと「上砂川駅」跡を見て行きましょう。
中は……かなり綺麗に保たれています。上砂川町の中ではトップクラスの観光地?なのでしょうから、大事にしているのでしょうね。ですから、こんな目立つ看板も置かれています。
出札窓口にはカーテンがかけられています。……残念!
駅向かいの「進藤商店」さんは、なかなか商魂逞しいですね(笑)。

伝統の「六往復」

改札口だったところには扉があって、「ようこそ悲別駅」「思い出の上砂川駅」と書かれています。なかなか味のある書体ですね。そして、改札の上には時刻表があるのですが、
旅客列車は一日六往復だけだったみたいですね。この年季の入った感のある時刻表は、つまり、列車ダイヤには殆ど手を入れられなかった、ということを示しているのかも知れません。

外から改札を見ると、こんな感じです(左のほうに見えますね)。

楽しかった思い出

さてさて。駅舎の待合室だった部分は、大部分がミュージアムのようになっています。
いろんな写真が飾ってあったり、
これもそうでしょうか。
グッズが展示してあったり。
町の方々が、地元での TV ドラマロケを「楽しかった思い出」として大切にされていることが良くわかります。ただ、一方でこういった「思い出」は静的な遺産でしか無いわけで、いつかは風化してしまう運命にある、とも言えるかと思います。

街の歴史や風情を損なわずに活性化の道を探るというのは、めちゃくちゃ難しい問題なんだよなぁ、などと(またしても)考えてしまったのでした。

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