2011年2月11日金曜日

北海道・東北の旅 2010/夏 (56) 「緑のクマさんの『自然との共生の願い』」

「三航北国日誌」第 56 回です。本日は「自然との共生の願い」と「たいせつにしますプライバシー」をテーマに(どんなテーマだ)お届けします。

ここまで来るのに10万円、入場料は四百円

あ、念のため昨日のネタバレですが、「ここまで来るのに10万円、『びらとり和牛』は数千円」は、こちらの看板(萱野茂二風谷アイヌ資料館)のパロディです。
いくら何でも、ここまで来るのに10万円はかかってません(笑)。いくらかかっているかと言えば……あれ? いくらだろ(←

お宅訪問!

というわけで、二度目の「萱野茂二風谷アイヌ資料館」です。今回は残念ながらそれほど時間が無かったので、本館・別館の見学は諦めて、チセ(家屋)で織物をなさっているであろう藤谷さんにご挨拶に伺うことにしました。
ちなみに、アングルは異なりますが、春はこんな雰囲気でした。
豊かな四季があるというのは、贅沢なものですね。

NHK 恐るべし

チセでは、春にお会いしたときと変わらない雰囲気で、藤谷さんがお仕事をされていました。なんか見たことのある顔だな、という表情をなさっていたので、春に一度訪れた旨を含めて、改めて自己紹介させていただきました。
それにしても……ええっ!? 写真のタイムスタンプを見る限りでは、チセの中で 1 時間近く話し込んでいたことになります。ええっ!(またか) いや、確かに鈴木宗男がどーのこーのとか、色々な話題があったことはうっすらと覚えているのですが……。

そうか、そういえば藤谷さんが出演された「新日本紀行ふたたび」の話を伺ったのでした。それで藤谷さんのご主人の話になって、作品集(私家版)を拝見させてもらって……という流れでした。藤谷さんのご主人は、確かもともと旭川の方で、たまたま行商に来ていたアイヌの木彫り職人さんに弟子入りして二風谷にやってきた……と伺いました。実際はもう少し面白い話だったのですが、Bojan International は「P マーク」の取得に向かって動いていますので(ウソです)、とりあえずこの辺で。

統計学的にも実証されています

二風谷に来た際に欠かせないのが、こちらの「長寿の長いす」です。
見たところ、何の変哲もない単なる丸太を組んだだけの椅子なのですが、実は効能が統計学的に実証されているという、もの凄い椅子だったりします。
「1 回座ると 3 年長生き」「2 回座るとまた来られる……」とあります。私事ですが、春にここを訪れた時に、実は 2 回座ってしまいました。その甲斐もあってこうやって再訪してしまったわけです。ほら、統計学的に実証されているでしょ?(←

そうそう、今回も 2 回座ってしまいました。ということで、統計学的には(←)また来ることになりそうです(←

緑のクマさんの願い

敷地内には、いろいろと萱野さんのギミックがあって面白いのですが、こんなものもありました。
草木が生い茂ってしまって形が判然としないのですが、「緑のクマ」とあります。
クマさんのマニフェストでしょうか。見方によっては「非現実的」とも取れることかも知れませんが、究極のゴールとしては間違ってはいない、と思います。「持続可能な社会」を目指す上では、やはり「自然との共生」「野生との共生」は欠かせないわけで、そういった論点から目を逸らしていてはいけないなぁ、と思わずにはいられません。

「統計学的に(←」とか言っている割には、最後だけ割とマトモなことを書いてみました(←

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